エンドユーザーメッセージの設定

「エンドユーザーメッセージの設定」をオンにすると、受信メールのメッセージ上部に、信頼されるメッセージかどうかを示すバナーが表示されます。エンドユーザーメッセージの設定では、スマートバナーを使用して、受信したメッセージの種類をエンドユーザーに通知します。メッセージをカスタマイズして、メッセージが DMARC チェックに合格したかどうかを示すことができます。これらの設定は個別にオン/オフを切り替えることができ、詳細な制御が可能です。

エンドユーザーメッセージ設定は、組織外から受信した HTML 形式とプレーンテキスト形式の両方のメールに適用されます。組織内のユーザーがメッセージを他のユーザーに転送した場合、スマートバナーは転送されたメッセージにもそのまま表示されます。

「隔離のサマリー」メッセージなど、ソフォスから送信されるメッセージには、バナーは含まれません。

スマートバナーの種類

スマートバナーの種類は次のとおりです。

• 信頼する: 緑色のスマートバナー。送信者が許可リストに含まれており、DMARC に合格したことを示しています。

  

• 外部: 黄色のスマートバナー。DNS チェックで、次のいずれか示されたことを意味します。

  • 送信者が許可リストにあり、メールは DMARC チェックに合格したが、「信頼する」スマートバナーが無効になっている。
  • 送信者が許可リストにはなく、メールが DMARC 認証に合格しました。
  • 送信者が DNS に DMARC レコードを設定していないため、メールが DMARC チェックに合格したか失敗したかを評価できません。

  

• 信頼しない: オレンジ色のスマートバナー。DMARC ポリシーが設定されているが、メールが DMARC チェックに失敗したことを示しています。

  

各種類のスマートバナーをオンまたはオフにすることができます。「メールセキュリティ > ポリシー」を参照し、ポリシーを選択して「設定」をクリックします。

バナーの設定と事前定義されたテキストを編集できます。これによって、各バナーに表示されるアクションを制御できます。次のオプションから選択します。

• 送信者の許可: この設定をオンにすると、スマートバナーに「送信者の許可」と表示されます。「送信者の許可」をクリックすると、送信者のメールアドレスが許可リストに追加されたことを確認する新しいページが表示されます。ユーザーは、Sophos Central Self Service Portal を使用して許可リストを管理できます。
• 送信者のブロック: この設定をオンにすると、スマートバナーに「送信者のブロック」と表示されます。「送信者のブロック」をクリックすると、新しいページが表示され、送信者のメールアドレスをブロックリストに追加できます。必要に応じて、ユーザーはメッセージをスパムとして SophosLabs に報告できます。
• ソフォスへのスパムメッセージの報告: この設定をオンにすると、スマートバナーに「レポート」と表示されます。「レポート」をクリックすると、新しいページが表示され、SophosLabs にメッセージをスパムとして報告できます。これは、ソフォスのスパム検出に役立てられます。

スマートバナー内のリンク

スマートバナーには、メール受信者がクリックできるリンクを含めることができます。リンクをクリックすると、送信者のアドレスを許可リストやブロックリストに追加します。

スマートバナーで「送信者の許可」と「送信者のブロック」を設定し、受信者が許可リストとブロックリストを使用できるようにする場合は、「セルフサービスの設定」で「許可/ブロックリスト」もオンにする必要があります。

スマートバナーに「送信者の許可」と「送信者のブロック」のリンクを表示するには、次の手順を実行します。

1. 「マイプロダクト > 全般設定 > セルフサービスの設定」の順に選択します。
2. 「許可/ブロックリスト」をオンにします。
3. 「保存」をクリックします。

受信メッセージを受信すると、スマートバナー内のリンクが表示されます。

「エンドユーザーメッセージの設定」をオンにする前に、送信メールを Sophos Central 経由でルーティングすることを強く推奨します。外部受信者には、返信または転送されたメールにスマートバナーが表示されます。

スマートバナーでリンクを使用するには、発信メールを Sophos Central 経由でルーティングする必要があります。