Exchange および他のクライアント向けの送信メール
このページでは、すべての送信メールを Sophos Gateway 経由で処理する方法について説明しています。Exchange 環境では、Exchange サーバーで SMTP コネクタを設定する必要があります。
Exchange の詳細は、次を参照してください。
送信メールの処理を設定するには、次の手順を実行します。
- SMTP コネクタのセットアップの詳細は、マイクロソフトの Web サイトにある、該当する Exchange バージョン用の指示を参照してください。
- 画面上の指示に従い、「スマート ホストを経由してメールをルーティングする」を選択し、「+ 追加」をクリックします。
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表示される「スマート ホストの追加」ダイアログで、該当するリージョン用のスマートホストを入力します。
- 該当するリージョン用のスマートホストを参照するには、Sophos Central にサインインします。
- 「マイプロダクト > 全般設定 > ドメイン設定/状態 > 外部依存関係の設定」を参照します。
- 「送信設定」タブをクリックします。アカウントに関連付けられている「送信リレーホスト」が表示されます。(これは、Sophos Email Security に登録した際に選択した地域によって異なります。)
各リージョンの送信リレーホストの一覧は、ソフォスのメール送信リレーを参照してください。
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以前、メールのフィルタリングに使用していた「送信コネクタ」は、すべてオフにするか、削除します。
注
この操作を行わないと、送信メールで古い送信コネクタが使用され、Sophos Gateway 経由でルーティングされなくなります。不確かな場合は、ソフォスのテクニカルサポートにお問い合わせください。
ドメインの SPF レコードの更新
SPF レコードや DKIM を使用して送信メールを認証している場合、設定の更新が必要になる場合があります。
既存のメールサービスに登録済みの社内ドメイン用の SPF レコードを参照します。該当するドメインの DNS ゾーンで、このレコードを更新する必要があります。
既存の SPF レコードは、必要に応じて置き換えたり、追加したりできます。
レコードは、通常、置き換えます。ただし送信メールが、一時的に Sophos Gateway と既存のメールサービスの両方を経由してルーティングされる場合、Sophos Gateway を指定する include 文を既存の SPF レコードに追加することもできます。
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パラメータは、複数の方法で使用できます。使用方法と、それが与える影響について理解する必要があります。
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ハードフェイル:
「ハードフェイル」の場合、
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パラメータの前に、ダッシュ (-
) を使用します。メールが Sophos Gateway から送信されていない場合、受信者のメールサーバーで SPF チェックが実行されると、メールは拒否されます。 -
ソフトフェイル:
「ソフトフェイル」の場合、
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パラメータの前に、チルダ (~
) を使用します。存在しない IP アドレスがあってもコマンドは失敗せず、続けて残りの IP アドレスが処理されます。受信者のメールサーバーで SPF チェックが実行されても、メールは拒否されません。
ソフォスの SPF ドメイン
SPF レコードを置換または追加する場合は、地域のソフォスのデータセンターのドメインを使用してください。
使用するドメインを確認するには、ソフォスの SPF ドメインを参照してください。
SPF レコードの置き換え
送信メールが Sophos Gateway 経由のみでルーティングされる場合は、Sophos Gateway の SPF レコードを使用できます。
- 次の値を削除します:
v=spf1 include:spf.protection.outlook.com –all
。 -
外部のメール送信業者を使用してメールを送信していないことがわかっており、すべての送信メールが Sophos Gateway 経由でルーティングされている場合は、レコードを次のように設定します。
v=spf1 include:_spf.<your-region>.sophos.com -all
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すべてのメールがソフォス経由でルーティングされていない場合、または不明な場合は、ソフトフェイルを使用します。
v=spf1 include:_spf.<your-region>.sophos.com ~all
SPF レコードへの追加
送信メールが、一時的に Sophos Gateway と既存のメールサービスの両方を経由してルーティングされる場合、元の SPF レコードを削除せずにそのままにし、Sophos Email を指定する include 文を追加することもできます。
include 文を使用して、既存のレコードに Sophos Gateway レコードを追加するには、次の手順を実行します。
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既存の SPF:
v=spf1 include:spf.protection.outlook.com -all
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include 文を使用した例:
SPF: v=spf1 include:spf.protection.outlook.com include:_spf.<your-region>.sophos.com -all
すべての送信メールがソフォス経由でルーティングされるようになったら、include 文を Sophos Gateway の SPF レコードで置き換えることを推奨します。
外部アドレスにメールを送信して、送信メールが配信されることを確認します。
メールが送信されたことを確認するには、次の手順を実行します。
- Sophos Central にサインインします。
- 「レポート > メッセージの履歴」を参照します。
- 方向を「送信」に変更します。
- 画面を更新して、送信したメールが表示されることを確認します。