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macOS の検索除外

Mac に対する検索除外を追加できます。これは、マルウェア対策スキャンからの除外、またはランサムウェア対策からの除外の両方が対象になります。

グローバル検索除外を設定すると、指定したファイルやフォルダは、すべてのユーザーとデバイスにおける検索から除外されます。

一部のユーザーやデバイスのみでファイルやフォルダを除外するには、エンドポイントの脅威対策ポリシーで設定します。詳細は、脅威対策ポリシーを参照してください。

除外項目を追加するとセキュリティが低下するため、ここで設定するグローバルオプションではなく、ポリシーを使用して、除外が必要なユーザーやデバイスのみを設定の対象にすることを推奨します。

除外を追加または編集するとき、ボリューム、フォルダ、ファイルを POSIX パスで入力できます。

例: /Volumes/excluded (Mac)

警告

ただし、セキュリティ低下を招く恐れがあるため、検索除外を追加する前に慎重に検討してください。詳細は、除外の安全な使用を参照してください。

次の表のルールを使用して除外する項目を指定します。これらのルールは、マルウェア対策スキャンからの除外、またはランサムウェア対策からの除外の両方が対象になります。

除外ルール

使用するトークンと構文 除外する項目

/

除外する項目の末尾にスラッシュを付ける

フォルダとその配下のサブフォルダすべて。

//

除外する項目の末尾にダブルスラッシュを付ける

フォルダ。サブフォルダは除く。
<filename>

除外する項目の末尾にスラッシュまたはダブルスラッシュを付けない

ファイル。

/

除外する項目の冒頭にスラッシュを付ける

特定の場所にあるフォルダまたはファイル。
<folder/>

<file>

除外する項目の冒頭にスラッシュを付けない

ローカルまたはネットワークの任意の場所にあるフォルダまたはファイル。

*

ファイル名、ファイルステム、またはフォルダ

除外パスの末尾にあるアスタリスクは、ファイル名にのみ一致します。

サフィックスとしてアスタリスクを使用できるのは、ファイル除外のみです。フォルダを除外する場合は、フォルダパスの最後にアスタリスクを付けないでください。

アスタリスクの位置に応じて、フォルダ内のすべてのファイル、フォルダ内の特定の拡張子を持つすべてのファイル、または 1つの親フォルダが可変である特定の場所にあるすべてのファイル、フォルダ、サブフォルダが除外されます。

以下の例をご覧ください。

除外パス 除外される項目
/myfolder/myapplication 特定のフォルダにある myapplication というファイル。
/myfolder/ 特定の場所にある myfolder というフォルダと、その配下のサブフォルダ内のすべてのファイル。
/myfolder// 特定の場所にある myfolder というフォルダ内のすべてのファイル。サブフォルダは除外されません。
myfolder/myapplication ローカルまたはネットワークの任意の場所にある myfolder という名前のフォルダ内の myapplication というファイル。
myfolder/ ローカルまたはネットワークの任意の場所にある myfolder という名前のフォルダと、その配下のサブフォルダ内のすべてのファイル
myfolder// ローカルまたはネットワークの任意の場所にある myfolder という名前のフォルダ内のすべてのファイル。サブフォルダは除外されません。
myapplication ローカルまたはネットワークの任意の場所にある myapplication というファイル。
*.mov ローカルまたはネットワークの任意の場所にある拡張子が .mov のファイルすべて。
/myfolder/*.mov 特定の場所にある拡張子が .mov のファイルすべて。
/Users/SomeUser/Documents/ExcludeMe/* SomeUserExcludeMe のフォルダ内のすべてのファイル。ExcludeMe 内のフォルダは除外されません。
/Users/*/Documents/ExcludeMe/* すべてのユーザーの Documents フォルダの ExcludeMe フォルダ内のすべてのファイル。ExcludeMe 内のフォルダは除外されません。
/Users/*/Documents/ExcludeMe/ 各ユーザーの Documents フォルダの ExcludeMe フォルダ内のすべてのファイル、フォルダ、およびサブフォルダ。