Mimecast Email Security, Cloud Gateway
この機能を使用するには、「Email」統合ライセンスパックが必要です。
Mimecast Email Security のクラウドゲートウェイ版を Sophos Central と統合して、ソフォスでの解析用に監査データを送信するようにできます。
この統合は API ベースです。
主なステップは次のとおりです。
- 使用している Mimecast サービスの詳細を取得します。
- Mimecast で、API アプリケーションとサービスユーザーを作成します。これらを使用して Mimecast API を呼び出します。
- Sophos Central に統合を追加します。Mimecast から受信するデータの種類ごとに統合を追加する必要があります。
必要な Email Security Cloud Gateway の情報
Email Security Cloud Gateway を統合するには、次の情報が必要です。
- サービスのベース URL。
- アプリケーション ID:
ca16c415-658f-4c87-8fb6-e3e6957771dc
形式の GUID。 - アプリケーションキー:
ca16c415-658f-4c87-8fb6-e3e6957771dc
形式の GUID。 - アクセスキー: ランダム文字の長い文字列。
- 秘密鍵: ランダム文字の短い文字列。
これより先のセクションでは、こういった情報をどのように入手すればよいのかを説明します。
注
現在、Mimecast 統合の設定では、3種類ある要求のうち、いずれか 1種類のみを選択することができます。複数の要求の種類に関するデータを収集するには、毎回、同じ認証情報および異なる警告の種類を選択して、統合を複数回実行してlください。
詳細は、API の詳細入力を参照してください。
ベース URL の検索
Mimecast サービスのベース URL は、アカウントの種類、使用する地域、およびアカウントコードによって異なります。
これを確認するには、Mimecast のドキュメントを使用してください。「グローバルベース URL」を参照してください。
ログをオン
Mimecast のログをオンにするには、次の手順を実行します。
- Mimecast 管理コンソールにサインインします。
- 「Administration > Account > Account Settings」に移動します。
-
「Enhanced Logging」で、次のログの種類を選択します。
- 受信
- 送信
- 内部
-
「Save」をクリックします。
API アプリケーションの作成
Mimecast で API アプリケーションを追加する必要があります。Sophos Central はこの API に接続します。
API アプリケーションを追加するには、次の手順を実行します。
- Mimecast 管理者コンソールで、「Services > API and Platform Integrations」に移動します。
- 「Available Integrations」で、Mimecast 「Legacy APIs」カードを見つけてクリックします。
-
「Add API Application」で、アプリケーションの詳細を次のように入力します。
- アプリケーション名: アプリケーションの名前を入力します。
- カテゴリ: 「SIEM Integration」を選択します。
- サービスアプリケーション: 「Enable Extended Session」を選択します。
- 説明: 必要に応じて、アプリケーションの説明を入力します。
-
「Next」をクリックします。
- 「Notification Settings」で、管理者の名前とメールアドレスを入力して、API アプリケーションに関する通知を受信します。
- 通知を送信するかどうかを選択します。
- 「Next」をクリックします。
- 「Review Information}で、情報が正しいこと、および「Status」が「Enabled」になっていることを確認します。
-
「Add」をクリックします。
アプリケーションが作成されます。
-
「Application ID」と「Application Key」をコピーします。これは、Sophos Central で統合を追加する際に使用します。
必要となるアクセスキーと秘密鍵を作成して保存するには、まず、30分待つ必要があります。
サービスユーザーは、待たずに作成できます。
サービスユーザーの作成と設定
Mimecast でサービスユーザーを作成する必要があります。サービスユーザーには、データを読み取る権限と、作成した Mimecast API アプリケーションを呼び出すために使用できる認証情報が必要です。
サービスユーザーを作成および設定するには、次の手順を実行します。
- Mimecast 管理者コンソールで、[Administration > Directories > Internal Directories」に移動します。
- ドメインを選択し、「New address」をクリックします。
-
sophos@mydomain.com
サービスユーザーを作成し、そのユーザーのパスワードを入力します。サービスユーザーには、少なくとも基本管理者ロールが必要です。
-
「Save」をクリックします。
-
Mimecast 管理者コンソールで、「Administration > Account > Roles」に移動します。
- 「New Role」をクリックし、名前と説明を入力します。
-
「Application Permissions」で、次のパーミッションを選択する必要があります。
- Monitoring Menu > Attachment > Read
- Monitoring Menu > URL Protection > Read
- Monitoring Menu > Impersonation Protection Logs > Read
警告
これらの権限は設定する必要があります。設定しないと、統合は機能しません。
-
「Save and Exit」をクリックします。
- 先ほど作成したロールをクリックします。
- 「Add User to Role」をクリックします。
- 作成したサービスユーザーのメールアドレスをクリックします。
-
サービスユーザーの有効な認証プロファイルで、「Authentication Cache TTL」を「Never Expire」に設定します。
警告
これは「Never Expire」に設定する必要があります。設定しないと、統合は機能しません。
アクセスキーと秘密鍵の作成
アクセスキーと秘密鍵を作成するには、次の手順を実行します。
- Mimecast 管理者コンソールで、「Services > API and Platform Integrations」に移動します。
- 「Your Application Integrations」で、作成した API アプリケーションをクリックします。
- 「Create Keys」をクリックします。
- 作成したサービスユーザーのメールアドレスとパスワードを入力します。
-
統合を追加する際に Sophos Central で使用する次のキーをコピーします。
- アクセスキー: ランダム文字の長い文字列。
- 秘密鍵: ランダム文字の短い文字列。
統合の追加
Mimecast Email Security, Cloud Gateway を Sophos Central と統合するには、次の手順を実行します。
- Sophos Central で「脅威解析センター」に移動して、「統合」をクリックします。
-
「Mimecast Email Security Cloud Gateway」をクリックします。
既に Email Security Cloud Gateway への接続を設定済みの場合は、ここに表示されます。
-
「追加」をクリックします。
API の詳細入力
「統合手順」では、Email Security Cloud Gateway からデータを収集するように API を設定します。
これには、次の手順を実行します。
- 統合名と説明を入力します。
- Mimecast ベース URL を入力します。
-
Mimecast からコピーした次の認証の詳細を入力します。
- アプリケーション ID
- アプリケーションキー
- アクセスキー
- 秘密鍵
-
「要求の種類」を選択します。この統合で収集するデータの種類を指定します。
注
現在、統合を追加するたびに選択できる要求の種類は 1種類だけです。複数の種類を追加するには、最初の統合が完了したら、「脅威解析センター > 統合」に移動し、「Mimecast Email Security Cloud Gateway」をクリックします。
同じ認証情報を使用して統合設定を再度実行し、別の要求の種類を選択します。その後、3つ目の要求の種類を追加するには、この手順を繰り返します。
ソフォスでは、この手順の改善に取り組んでいます。手順が変更されたら、1つの統合設定で複数の要求の種類を選択できるようになります。
次の要求の種類から選択します。
- URL ログ
- 偽装ログ
- 添付ファイルのログ
-
「保存」をクリックします。
統合が作成され、リストに表示されます。
統合が「接続済み」として表示される場合は、検証後にデータが Sophos Data Lake に表示されます。
注
数時間経ってもデータが表示されない場合は、Mimecast の設定手順に戻ってください。
適切な権限のあるサービスユーザーが作成されたことを確認し、サービスユーザーの有効な認証プロファイルで「Authentication Cache TTL」を「Never Expire」に設定します。
Mimecast Email Security, Cloud Gateway の詳細
サービスユーザーを作成すると、読み取りアクセスを許可する権限によって、次の操作が実行されます。
- TTP URL ログを取得します。
- TTP 偽装保護ログを取得します。
- 添付ファイル保護ログを取得します。
これらの権限の詳細については、次の Mimecast のドキュメントを参照してください。