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パケットキャプチャ

リモートアクセスポイントからワイヤレスパケットをキャプチャして、ネットワーク問題を診断・トラブルシューティングすることができます。

マイプロダクト > Wireless > 診断 > パケットキャプチャ」を参照して、アクセスポイントのパケットキャプチャを設定します。

問題の診断とトラブルシューティングの詳細は、よくある質問 (FAQ)を参照してください。

AP または APX シリーズのアクセスポイントは、分散型スニッファとして動作し、設定されたチャネルとその周波数帯のパケットを、リモートアクセスポイントからキャプチャします。「自動チャネル」を設定した場合、アクセスポイントは「自動チャネル」によって選択されたチャネルのパケットをキャプチャします。詳細は、アクセスポイントの詳細を参照してください。

アクセスポイントは、自身が送信したパケットをキャプチャすることはできません。受信 (RX) パケットのみをキャプチャできます。

AP6 シリーズアクセスポイントは、有線 LAN ポートで受信したパケットをキャプチャします。AP6 シリーズアクセスポイントで WLAN パケットキャプチャを使用するには、アクセスポイントの UI にログインする必要があります。パケットキャプチャを参照してください。

AP および APX シリーズのアクセスポイントのパケットキャプチャ

アクセスポイント

帯域: 2.4GHz

SSID: 未設定

帯域: 2.4GHz

SSID: 設定済み

帯域: 5GHz

SSID: 未設定

帯域: 5GHz

SSID: 設定済み

AP15C

AP100

APX

アクセスポイントがチャネルで受信したパケットすべてがキャプチャされます。 アクセスポイント宛てのパケット、およびブロードキャストがキャプチャされます。 アクセスポイントがチャネルで受信したパケットすべてがキャプチャされます。 アクセスポイントがチャネルで受信したパケットすべてがキャプチャされます。

アクセスポイントは、UDP 上で動作するカプセル化プロトコルとして TZSP (TaZmen Sniffer Protocol) を使用します。アクセスポイントは、TZSP でワイヤレスパケットをカプセル化し、UDP の 37008番ポート上にある、(Wireshark を稼働している) 設定済みサーバーにアーカイブを送信します。

UDP の 37008番ポートが開放されていない場合、アクセスポイントで送信される各パケットに対して、エラーが「宛先のポートに到達できない」の ICMP パケットがそれぞれ生成されます。

Wireshark などのキャプチャツールは、表示フィルタを使用して、ワイヤレスパケットのみを表示できます。たとえば、フィルタとして「wlan」または「tzsp && !(icmp)」を指定できます。

アクセスポイントは、名前またはシリアル番号で検索できます。アクセスポイントは、サイトで絞り込み表示することもできます。

設定の前提条件

操作を開始する前に、次の事柄を確認してください。

  • パケットキャプチャ用に指定されている IP アドレスに接続できることを確認します。
  • サーバーまたは PC に Wireshark をインストールします。
  • サーバーには複数のインターフェースがある場合があります。設定された IP アドレスを持つインターフェースで Wireshark を実行する必要があります。
  • アクセスポイントが送信したワイヤレストラフィックのみをチェックする場合は、フィルタとして「wlan」または「tzsp && !(icmp)」を指定します。
  • パケットは、Wireshark の「保存」を使用してサーバーに保存できます。

設定

設定したサーバーの IP アドレスとポート番号を使用して、ネットワークパケットのキャプチャを実行します。次のオプションを設定する必要があります。

  • 状態: アクセスポイントのステータスが緑色の場合のみ、パケットをキャプチャできます。

    状態 説明
    緑色の塗りつぶされた円。 アクセスポイントがオンラインです。
    グレーの塗りつぶされた円。 アクセスポイントがオフラインです。
  • アクセスポイント名: アクセスポイントのホスト名。

  • シリアル番号: アクセスポイントのシリアル番号。
  • クライアント MAC: (任意)。アクセスポイントは、この MAC アドレスからパケットをキャプチャします。AP および APX シリーズのみ。
  • サーバー IP: アクセスポイントは、UDP の 37008番ポート経由で、このサーバーにパケットを送信します。AP および APX シリーズのみ。

    パケットの内容を確認するには、Wireshark など、パケットのキャプチャツールをサーバーで実行する必要があります。アクセスポイントと同一サブネット上のサーバーを使用することを推奨します。サーバーが別のサブネットまたはクラウドにある場合は、ファイアウォールで UDP ポートを許可する必要があります。

  • 期間 (秒): パケットキャプチャの間隔。

  • アクション: パケットキャプチャの開始または停止。
  • ダウンロード: アクセスポイントからパケットキャプチャをダウンロードします。AP6 シリーズのみ。
  • 状態: パケットキャプチャの状態。

    状態 説明
    開始済み パケットキャプチャが開始しました。
    完了 パケットキャプチャが完了しました。
    未サポート アクセスポイントのファームウェアがパケットキャプチャに対応していません。
    サーバーに到達できません アクセスポイントは IP アドレスに接続できません。