送信元の国
選択した国からのメッセージを拒否できる送信元の国への保護機能を使用することで、スパム対策フィルタリングを補完できます。たとえば、特定の国の会社と取引を行っていない場合は、メッセージの送信元の国を許可しないようにすることができます。
件名行のタグ付け、隔離、これらのメールの削除などのアクションを設定できます。
次の動画では、送信元の国の保護の概要と設定方法を説明しています。
送信元の国の設定
送信元の国対する保護対策機能を設定するには、次の手順を実行します。
- メールセキュリティポリシーで、 「設定 > 受信 > 送信元の国」の順に選択します。
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「すべてのメッセージホップを確認」が選択されていることを確認します。
この設定では、送信者がメッセージの発信元として許可されていない国に対して登録されている IP アドレスを使用することで、送信者が保護対策を回避できないようにします。この設定においては、攻撃者がお客様が許可した国にあるリモート メール クライアントを介してメッセージを送信しても、保護を回避することはできません。メッセージが許可された国から発信された場合でも、後続のメッセージホップは攻撃者の実際の国にあることが多いため、メッセージはブロックされます。
注
送信者の IP アドレスに基づく評価は、メールの送信に使用されたものとは異なる国で登録されている可能性があるため、誤検知が生じる可能性があります。
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実行するアクションを選択します。次から選択できます。
- 件名にタグを追加
- 隔離エリア
- 削除
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任意: 「エンドユーザー隔離エリアに含める」を選択して、ユーザーがこれらのメッセージを自分で表示、配信、または削除できるようにします。詳細は、エンドユーザー隔離エリアを参照してください。
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許可しない国を選択します。
注
米国からのメッセージを拒否することはお勧めしません。多くの送信者は、別の国に位置しているにもかかわらず、米国で IP アドレスを登録しています。米国からのメッセージを拒否すると、別の国から送信されたメッセージが米国から送信されたメッセージとして誤って検出されるような誤検知が大幅に増加する可能性があります。
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ポリシーを保存します。
送信元の国の保護機能が設定されています。メールが許可されていない国から送信された場合、Sophos Email は設定されたアクションを実行します。許可されないメッセージの詳細については、「メッセージの履歴」レポートおよび「隔離されたメッセージ」を表示できます。