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Exchange およびその他すべてのクライアントの設定

ここでは、Sophos Gateway 経由でメールがルーティングされるように、Microsoft Exchange とその他すべてのメールクライアントを設定する方法について説明します。

ドメインの追加と所有権の確認

ドメインの詳細を追加する必要があります。

ドメインのメールを処理・配信するように Sophos Gateway を設定するには、次の情報が必要です。

  • メールのドメイン名
  • FQDN (Fully Qualified Domain Name) または IP アドレスで指定したメール配信の宛先ホスト
  • メール配信の宛先ホストで、SMTP トラフィックの待機に使用されるポート番号。

Sophos Central でドメインを追加するには、次の手順を実行します。

  1. Sophos Central にサインインします。
  2. マイプロダクト > 全般設定 > ドメインの設定/状態」の順に選択します。
  3. ドメインの追加」をクリックします。
  4. メールドメインの詳細、トラフィックの方向、および配信の宛先の詳細を入力します。
  5. ドメイン所有者の検証」をクリックします。
  6. ドメイン所有者の検証」ダイアログに表示される TXT 値をコピーします。

    この値は、メールドメインに固有の値です。

  7. 先ほど入力したドメイン名のルートレベルに TXT DNS レコードを作成し、先ほどコピーした TXT 値を貼り付けます。表示されている名前と同じ TXT 名を付けるか、「@」を指定できます。

  8. 新しい TXT DNS レコードのエントリを保存したら、「検証」をクリックします。

正しい TXT 値で更新された DNS が反映されたら、ドメインの確認に成功したことを示すメッセージが返されます。

DNS の更新内容が反映されていない場合、または誤った値が入力された場合、失敗メッセージが返されます。入力した値が正しいことを確認してください。

ドメインの確認が完了するには、多少時間がかかる可能性があります。

メールボックスの追加

次に、メールボックスを Sophos Email Security に追加できます。詳細は、メールボックスの追加を参照してください。

メールボックスを追加したら、メール 環境の設定を続行します。

ソフォスの IP アドレスのみに配信を制限する方法

ソフォスの配信 IP アドレスのみが使用されるように、メールホストへの接続を設定できます。

配信 IP アドレスを制限すると、Sophos Gateway とメールホストとの統合のセキュリティレベルを向上できます。

警告

組織のメール設定に変更を加える前に、メールトラフィックとドメインの設定を運用環境やテスト環境でテストすることを強く推奨します。

使用する必要のある配信 IP アドレスは、Sophos Central アカウントがホストされている地域に依存します。Sophos Central アカウントを作成した際、データを保存する国を指定しました。

警告

また、メールサーバーの IP 許可リストに ソフォスの IP アドレスも追加する必要があります。追加しないと、ユーザーはメールを受信できません。

使用する IP アドレスを確認するには、Sophos Email ゲートウェイの IP アドレスを参照してください。

警告

該当する地域の IP アドレス以外の IP アドレスを使用すると、メールが正しく配信されなくなります。

Sophos Gateway が指定されるように MX レコードを変更する方法

Sophos Gateway が指定されるようにドメインの MX レコードを変更することで、正常に導入を行い、すべてのメールが確実にフィルタリング/配信されるようになります。

このような変更を実行できない場合は、IT 部門、ホスティングのプロバイダ、ISP、または DNS プロバイダに連絡して、社内ドメインの MX レコードの変更を依頼してください。

Sophos Central アカウントを作成した際、データの保存場所として地域を指定しました。MX レコードは、この指定した地域に依存します。

MX レコードを変更して、データの保存先に指定した地域に関連付けられているレコード値が含まれるようにします。

使用する MX レコードを確認するには、ソフォスの MX レコードを参照してください。

オプションを指定する際、スペルや数字に誤りがないことを確認してください。

ここにある MX レコードの値以外の値を使用すると、メールが正しく配信されなくなります。

MX レコードなどの DNS エントリを変更する場合、TTL (Time To Live) の値を、前もって 600ミリ秒以内に変更しておくことを推奨します。これによって、すばやく変更が反映されるだけでなく、テスト中に問題が発生した際には迅速に変更を元に戻すことができます。

メールフローのテストと確認

MX レコードを更新したら、Sophos Gateway で保護されているメールボックスのいずれかにテストメールを送信します。テストメールは、社外のメールドメインから送信してください。

メッセージが Sophos Gateway 経由で配信されることを確認するには、「メッセージの履歴」レポートを参照します。

レポートにアクセスするには、次の手順を実行します。

  1. Sophos Central にサインインします。
  2. レポート > メッセージの履歴」を参照します。

    メッセージが Sophos Email 経由で配信されている場合、このレポートにエントリが表示されます。

経由していない場合は、テスト用受信トレイにメールが配信されていないことを意味します。次の手順を実行します。

  1. MX レコードが、該当する地域に適したものであることを確認します。
  2. ゲートウェイ、ファイアウォール、またはコネクタで、ソフォスの配信 IP が正しく設定されていることを確認します。
  3. 宛先のメールボックスが Sophos Email Security で存在することを確認します。

この手順すべてを行っても、該当するドメインにメールが配信されない場合は、ソフォスサポートにお問い合わせください。