MLD スヌーピング
MLD (Multicast Listener Discovery) スヌーピングは、IGMP スヌーピングが IPv4 で提供する機能と同様の機能を IPv6 で提供します。MLD スヌーピングがオンに設定されると、スイッチは、マルチキャストデータを受信するポートのリストを作成します。その後、スイッチは、マルチキャストデータをこれらのポートのみに転送するので、スイッチ上のすべてのポートに送信されることを回避できます。
設定
「マイプロダクト > スイッチ > スイッチ」に移動し、MLD スヌーピングを設定するスイッチまたはサイトを選択し、「L3 プロトコル > MLD スヌーピング > 設定」に移動して MLD リレーを設定します。
「状態」を選択すると、 スイッチまたはサイトの MLD スヌーピングがグローバルにオンまたはオフになります。
MLD スヌーピングをオンまたはオフにするには、「有効」または「無効」を選択します。
スイッチ上でローカルに設定された MLD スヌーピングの状態を使用するには、「未設定」を選択します。
「レポートの抑制」は、メンバーがマルチキャスト対応ルーターに送信するメンバーシップレポートの数を制限します。1
から 25
の間の値を入力してください。
「保存」をクリックして、設定を更新します。
「設定のソース」には、MLD スヌーピング設定の発信元が表示されます。
スイッチに設定されている各 VLAN の MLD スヌーピング設定を確認できます。「編集」 をクリックし て、選択した VLAN の設定を変更します。次の設定を変更できます。
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状態: 選択された VLAN での MLD スヌーピング機能を有効/無効に切り替えます。次のいずれかの状態を選択してください。
- 有効: MLD スヌーピングをオンにします。
- 無効: MLD スヌーピングをオフにします。
- 未設定: スイッチでローカルに設定されMLD スヌーピング状態を使用します。
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クエリアの状態: MLD スヌーピングクエリアは、IP マルチキャスト トラフィックの受信を求める接続されたデバイスから、MLD レポートメッセージをトリガーする MLD クエリを送信します。MLD スヌーピングでは、これらのレポートに基づいて正しいルーティングを設定します。次のオプションから選択します。
- 有効: MLD スヌーピングクエリアを有効に設定してください。
- 無効: MLD スヌーピングクエリアをオフに設定します。
- 未設定: スイッチ上でローカルに設定された MLD スヌーピングクエリアの状態を使用します。
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クエリア間隔 (秒): 一般的なクエリの送信間隔を設定します。
60
から600
の間の値を入力してください。 -
バージョン: 使用する MLD バージョンを以下のいずれかから選択します。
- v1: MLDv1。これは IPv4 の IGMPv2 と同等です。
- v2: MLDv2。これは IPv4 の IGMPv3 と同等です。
- 未設定: スイッチでローカルに設定された MLD バージョンを使用します。
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ファ-ストリーブ: スイッチをオンにすると、ポートには 1つのエンドポイントしか接続されていないとみなされます。これにより、多くの MLD ホストの追加とリーブ要求が頻繁に発生するネットワークの帯域幅使用を改善できます。
- 有効: 「ファ-ストリーブ」をオンにします。
- 無効: 「ファ-ストリーブ」をオフにします。
- 未設定: スイッチでローカルに設定された「ファ-ストリーブ」設定を使用します。
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静的ポート: ドロップダウンリストから、マルチキャスト対応ルーターに接続されているポートを選択します。
「保存」をクリックして VLAN 設定の変更内容を保存します。
グループリスト
「グループリスト」タブには、検出されたマルチキャストグループのリストが表示されます。このようなコンピュータまたはデバイスのグループは、同じネットワークトラフィックを受信します。