Nutanix 上の Sophos NDR
この機能を使用するには、「Sophos Network Detection and Response」統合ライセンスパックが必要です。
Nutanix で Sophos NDR を設定して、NDR がネットワーク上の悪意のある動作を検出できるようにすることができます。
主な手順は次のとおりです。
- NDR アプライアンスイメージの作成
- VM イメージのダウンロード
- イメージファイルのアップロード
- インストールスクリプトのアップロード
- コマンドでインストールスクリプトを実行
- VM の起動
NDR アプライアンスイメージの作成
- Sophos Central で、「脅威解析センター > 統合 > マーケットプレイス」に移動します。
- 「Sophos Network Detection and Response (NDR)」を探してクリックします。
-
「NDR」ページの「データの取り込み (セキュリティ警告)」で、 「設定の追加」をクリックします。
「統合のセットアップ手順」が表示されます。
-
「ステップ 1」で、統合の名前と説明を入力します。
-
「ステップ 2」で、「新しいアプライアンスの作成」をクリックします。
-
新しいアプライアンスを作成するには、次の手順を実行します。
- アプライアンス名と説明を入力します。一意の名前を入力する必要があります。
- 「仮想プラットフォーム」で、「Nutanix」を選択します。
-
インターネットに接続するネットワークポートを指定します。
-
IP アドレスを自動的に割り当てるには、「DHCP」を選択します。
注
DHCP を選択した場合は、IP アドレスを予約する必要があります。
-
ネットワーク設定を指定するには、「手動」を選択します。例:
- IP アドレス:
10.0.252.5
- サブネットマスク:
255.255.255.0
- ゲートウェイのアドレス:
10.0.252.1
- DNS 1:
8.8.8.8
- DNS 2:
8.8.4.4
- IP アドレス:
-
-
「ステップ 3」で、特定のドメインとプロトコルを検索から除外します。これは、誤検知の原因となるドメインがある場合などに行います。
除外リストは後で設定できますが、除外リスト名はここで入力する必要があります。
- 「除外リスト名」に名前を入力します。
- ドメインを除外するには、「ドメインの除外」をクリックします。ドメイン名 (例:
sophos.com
) を入力し、「追加」をクリックします。 -
プロトコルを除外するには、「プロトコルの除外」をクリックします。次のいずれかまたは両方のフィールドに情報を入力します。
- 最初のフィールドに、トップレベル プロトコルを入力します。例:
TCP
またはUDP
。 - 2番目のフィールドに、サブプロトコル (Webサイト) を入力します。例:
Facebook
。
両方のフィールドに情報を入力した場合、それは、1つのドットで区切った 1つの文字列に組み合わされます。
トップレベル プロトコルを完全に除外することは推奨されません。ルーティングプロトコルなど、通常、危険ではない高トラフィックのプロトコルで、大量のデータが生成される場合のみにこれを実行するようにしてください。
スクリーンショットでは、サンプル情報を示しています。
- 最初のフィールドに、トップレベル プロトコルを入力します。例:
-
「追加」をクリックします。
除外対象項目は、JSON ファイルとしてエクスポートできます。以前にエクスポートした JSON ファイルから、除外対象項目をリストにアップロードすることもできます。
-
「保存」をクリックします。
「NDR」ページの設定済み統合のリストに新しい統合が表示されます。
VM イメージのダウンロード
次に、新しい VM を導入して起動するために必要な NDR イメージをダウンロードします。
Nutanix 導入ファイルは、ディスク イメージ ファイル、認証キーを含むシード ISO、およびインストールスクリプトを含む zip ファイルです。内容を使用できるように、ファイルを解凍する必要があります。
イメージファイルのアップロード
ディスク イメージ ファイルとシード ISO を Nutanix システムにアップロードするには、次の手順に従います。
- Web ブラウザから、ポート 9440 で Nutanix Web コンソールにサインインします。
-
「Home > Settings」に移動します。
-
「Image Configuration」を選択します。
ルート イメージ ファイルのアップロード
- 「Upload Image」をクリックします。
- 名前を入力します。名前に "root" という単語を含めることをお勧めします。
- (任意)「Annotation」を追加します。
-
「Upload a file」を選択し、「Browse」をクリックしてファイルを選択します。
ファイルを選択すると、「Image type」が自動的に選択されます。
-
「Save」をクリックします。
ファイルのアップロードが開始されます。アップロードが完了するのを待ってから、セットアップを続行してください。
シード ISO イメージファイルのアップロード
- 「Upload Image」をクリックします。
- 名前を入力します。名前に "ISO" という単語を含めることをお勧めします。
- (任意)「Annotation」を追加します。
-
「Upload a file」を選択し、「Browse」をクリックしてファイルを選択します。
ファイルを選択すると、「Image type」が自動的に選択されます。
-
「Save」をクリックします。
ファイルのアップロードが開始されます。アップロードが完了するのを待ってから、セットアップを続行してください。
アップロードされた 3つのファイルが「Image Configuration」ページに表示されます。
インストールスクリプトのアップロード
ndr-sensor.sh
という名前のスクリプトも zip ファイルに含まれています。Nutanix AHV VM コントローラにアップロードするには、次のようにセキュアファイル転送プロトコル (SCP) を使用します。
- Windows の場合はコマンドプロンプトを開きます。macOS または Linux の場合はターミナルを開きます。
- 解凍したファイルがあるディレクトリに移動します。
-
次のコマンドを実行します。
scp ndr-sensor.sh admin@<ip-address>:~/
-
管理者パスワードを入力します。
コマンドでインストールスクリプトを実行
- Nutanix AHV VM を開きます。
- 次のコマンドを使用してサインインし、SSH 経由で接続します。
ssh admin@<ip-address>
。 - インストールスクリプトを実行するには、次のコマンドを実行します。
bash ndr-sensor.sh
。 -
アプライアンス VM の名前を入力します。デフォルト名は
ndr-sensor
です。注
デフォルト値が表示されている項目では、Enter キーを押してデフォルト値を受け入れることができます。
-
VM に割り当てる CPU コアの数を入力します。デフォルトは「
4
」です。 - 仮想マシンに割り当てるメモリ容量を入力します。デフォルトは「
16(GB)
」です。
以下のメッセージが表示されます。Created vm <name> UUID <UUID>
。
VM ディスク イメージ ファイルの選択
注
すべてのディスク選択手順で、 'L' を入力してシステムに保存されているイメージを一覧表示できます。
VM ディスクイメージファイルを選択するには、次の手順に従います。
-
アップロードしたシード ISO のイメージ名を入力します。
-
アップロードしたルート ディスク イメージ ファイルのイメージ名を入力します。
- アップロードしたデータ ディスク イメージ ファイルのイメージ名を入力します。
ネットワーク設定
このスクリプトは、VM 用に次のネットワークインターフェースを作成します。
- 管理ネットワーク
- Syslog ネットワーク
- トンネル化されたキャプチャデータの ERSPAN
- ミラー化されたネットワークの SPAN は、この VM サーバー上の他の VM からキャプチャデータを受信します。
スクリプトには、管理、syslog、およびトンネル化された RSPAN (Remote Switched Port Analyzer) キャプチャデータで使用できる使用可能な仮想サブネットが一覧表示されます。
3つのネットワークすべてに 1つのサブネットを使用できます。
サブネットをネットワークに割り当てるには、次の手順に従います。
-
管理ネットワークに使用するサブネットに対応する番号を入力します。
-
Syslog 受信ネットワークに使用する仮想サブネットに対応する番号を入力します。
- SPAN ネットワークの設定は、設定パラメータを使用して自動的に作成されます。
type=kSpanDestinationNic
に設定されています。 - トンネル化された RSPAN キャプチャネットワークに使用する仮想サブネットに対応する番号を入力します。
スクリプトが完了すると、 Nutanix SPANセッションをイネーブルにするための acli
コマンド例がいくつか提供されます。コマンド例に示されている MAC アドレスは、スクリプトによって作成された SPAN インターフォースの MAC アドレスです。
コマンド例は、次の種類の SPAN セッションに使用できます。
- VM ホスト上のすべての VM からの SPAN データ。
- VM ホスト上の単一 VM からの SPAN データ。
詳細については、 Traffic Mirroring on AHV Hosts を参照してください。
VM の起動
スクリプトが完了したら、Nutanix Web コンソールに戻り、[VM]ページに移動して、VMの電源をオンにします。
注
仮想マシンの電源をオンにすると、最初の起動プロセスが実行されます。起動プロセスには最大 10分かかる場合があります。
Sophos Central で、統合する製品の「統合」ページに移動し、更新します。VM の状態が「接続済み」になります。