アクセスポイントの詳細
Sophos Central でアクセスポイントをクリックすると、その詳細ページに移動します。このページには、全般設定、負荷、PoE統計、リモートサポート情報、無線設定、および割り当てられたSSID など、アクセスポイントの設定とパフォーマンスに関する情報が表示されます。アクセスポイントを再起動して、管理者パスワードをリセットすることもできます。
設定
「設定」タブで、アクセスポイントの設定を表示できます。アクセスポイントの名前の下に、次の情報が表示されます。
- 場所: アクセスポイントの所在地の国コード。
- MAC: アクセスポイントの MAC アドレス。
- シリアル番号: アクセスポイントのシリアル番号。
をクリックし、シリアル番号をクリップボードにコピーします。
- ファームウェアバージョン: アクセスポイントのファームウェアバージョン。
- アップタイム: アクセスポイントのアップタイム。
- 内部 IP アドレス: アクセスポイントの内部 IP アドレス
- 外部 IP アドレス: Sophos Central がアクセスポイントとの通信に使用する外部 IP アドレス。
- 機種: アクセスポイントの機種。
以下の詳細も確認できます。
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負荷には、接続されているデバイスがアクセスポイントに与える負荷が表示されます。ステータスは、次のカテゴリについて表示されます。
- TX レート: 送信データレート (Mbps)。ステータスは常に緑色です。
- RX レート: 受信データレート (Mbps)。ステータスは常に緑色です。
- CPU 使用率: CPU 使用率。緑は 50% 未満、黄色は 51% ~ 80%、赤は 81% 以上です。
- メモリ使用率: 使用されているメモリの割合。緑は 60% 未満、黄色は 61% ~ 80%、赤は 81% 以上です。
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電力の統計 は AP6 アクセスポイントに接続されている電源装 (PSE) の詳細を表示します。表示される情報は次のとおりです。
- 種類: アクセスポイントに接続した PSE の種類。
- PSE 名: アクセスポイントに接続された PSE の名前を表示します。
- PSE の説明: PSE の説明。
- 要求された電力: アクセスポイントに必要な電力量。
- 使用可能な電力: PSE がアクセスポイントに提供できる電力量です。
- 電力クラス: PSE が準拠する IEEE PoE 規格。AP6の電源要件を参照してください。
アクセスポイントがサイトに属している場合は、サイトアドレスを確認できます。サイトアドレスの下にあるリンクをクリックして、そのサイトの詳細ページに移動します。
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コントロールパネル: 「コントロールパネル」のボタンを使用すると、アクセスポイントを再起動したり、ローカル管理者アカウントのパスワードをリセットしたりできます。
- アクセスポイントの再起動: アクセスポイントを再起動し、現在の設定を保持します。アクセスポイントを工場出荷時のデフォルト設定にリセットするには、AP6 または APX シリーズ アクセスポイントのリセットを参照してください。
- パスワードの復旧: ローカル管理者のアカウントパスワードをリセットします。ユーザー名と新しいパスワードを入力し、新しいパスワードを確認します。完了したら「リセット」をクリックします。
リモートサポート UUID
AP6 のアクセスポイントの固有の ID を確認できます。「クリップボードにコピー」をクリックして、ID をクリップボードにコピーします。
全般
以下の全般的な内容を設定できます。
- 名前: アクセスポイントの名前を変更できます。デフォルト名はアクセスポイントのシリアル番号です。
- コメント: アクセスポイントの識別に役立つ情報を追加できます。
- エアタイムフェアネス:アクセスポイントは、すべてのデバイスが公平にエアタイムを得られるように、必要に応じて通信時間の割り当てを行います。ネットワークに複数のデバイスを接続している場合や、公衆無線 LAN を提供している場合などは、このオプションを有効にすることを推奨します。このオプションをオフにすると、パフォーマンスが向上します。
- 自動アップグレード: AP6 シリーズアクセスポイントは、新しいバージョンが利用可能になると、ファームウェアを自動的にアップグレードできます。ファームウェアを手動でアップグレードする場合は、これをオフにすることができます。
VLAN 設定 (AP6 シリーズのみ)
管理 VLAN は変更できます。「管理 VLAN ID」フィールドに管理 VLAN の値を入力します。1~4095 の値を指定してくださいデフォルトは VLAN 1 です。
注
Sophos Central で管理 VLAN を変更することは推奨しません。これにより、接続されたネットワークが新しい VLAN トラフィックをサポートするように再設定されるまで、アクセスポイントと Sophos Central の接続が失われる可能性があります。
LAN ポートの VLAN タグを設定できます。ドロップダウンメニューから「タグあり」、「タグ なし」(デフォルト)、または「除外」を選択します。
無線の設定
アクセスポイントに応じて 2.4GHz、5GHz、6GHz を利用できます。各帯域は個別に設定できます。AP 15 および APX 320 モデルでは、2.4GHz 帯から 5GHz 帯を設定することもできます。
送信出力
ルータからアンテナへの送信出力を制御できます。出力を制御することで、到達距離や伝送速度を調整することができます。出力を低減することは作動距離を短くすることを意味し、接続速度とセキュリティを向上させることができます。たとえば、電波干渉を低減するためには、出力を下げる必要があります。これによって、到達距離が短くなり、電波干渉が低減されます。デフォルト: 100%。
チャネルの帯域
チャネルの帯域が狭いほど、より多くの個別のチャネルが使用可能になります。チャネル数が多ければ通信可能なデータの量も増えるので、無線の通信速度が速くなります。隣接するワイヤレスネットワークが多数存在する場合、チャネルの帯域を大きくすると干渉が多すぎるようになる可能性があります。
自動チャネル
これをオンにすると、アクセスポイントは、合計受信信号強度 (RSSI)、ノイズフロア、チャネル負荷、電力制限、基本サービスセット (BSS) 数などのさまざまな要因に基づいて、送信に最適なチャネルを自動的に選択します。
自動チャンネルをオフにしてドロップダウンメニューから目的のチャンネルを選択することで、手動でチャンネルを選択できます。AP6 チャンネル選択ガイドを参照してください。
注
APX 320 の場合、使用可能なチャネルをすべて利用できるようにするには、無線を両方とも 5 GHz に設定します。
バックグラウンドチャネルの動的選択 (APXシリーズ)
これをオンにすると、アクセスポイントは定期的にチャネルを変更してネットワークを最適化します。
注
メッシュネットワークの一部であるアクセスポイントでは、これをオフにすることをお勧めします。
MU-MIMO 対応
マルチユーザーの複数入力・複数出力 (MU-MIMO) のテクノロジーを有効化すると、複数のデバイス間の通信を同時に確立できます。MU-MIMO に対応していないデバイスは、MIMO 機能を使用できます。また、MU-MIMO をオフにすると、MIMO 機能が復元されます。
割り当てられた SSID
アクセスポイントに割り当てられた SSID と、アクセスポイントが動作する周波数帯域を確認できます。SSIDを割り当てて、構内の場所に応じて異なる SSID で接続を行うようにできます。たとえば、オフィス内で利用可能な社内向けの SSID や、構内の公共エリアで利用可能なゲスト用 SSID などです。
アクセスポイントに SSID を割り当てる
SSID をアクセスポイントに割り当てるには、次の手順を実行します。
- イーサネットケーブルをアクセスポイントに接続します。
- 「SSID の割り当て」をクリックします。
- メッシュ SSID を選択し、「割り当て」をクリックします。
- 「保存」をクリックします。
ヒント
SSID を作成する際に、アクセスポイントをネットワークに追加することもできます。
アクセスポイントからの SSID の削除
アクセスポイントから SSID を削除するには、次の手順を実行します。
- イーサネットケーブルをアクセスポイントに接続します。
- 削除する SSID の横にある削除ボタン
をクリックします。
- 「保存」をクリックします。
タスクキュー (AP6 シリーズ)
「タスクキュー」タブには、Sophos Central から選択したアクセスポイントに送信されたすべてのタスクが表示されます。これは、トラブルシューティング時に役立ちます。タスクは、次のタブに表示されます。
- タスク総数
- 作成日
- 保留中
- 処理中
- 失敗
- 成功
タスクの「エンティティ」列のエントリをクリックすると、タスクの詳細なペイロードを表示できます。
デバイス
「デバイス」タブには、選択した期間にアクセスポイントに接続されているデバイスと、信号強度の弱いデバイスのグラフが表示されます。また、アクセスポイントに接続されているデバイスに関する情報も表示されます。詳細は、デバイスを参照してください。