APX の設定
APX シリーズアクセスポイントのファームウェアとワイヤレスシステム設定を管理します。
「マイプロダクト > Wireless > APX 設定」を参照して、ファームウェアおよびその他の設定を管理します。
基本設定
- ファームウェア更新: ファームウェアのバージョンは、随時更新することも、毎日、毎週、または毎月更新されるようにスケジュール設定することもできます。更新をスケジュール設定するには、ローカル時刻を UTC (協定世界時) に変換するようにしてください。これは APX シリーズのアクセスポイントにのみ適用されます。AP6 シリーズアクセスポイントを更新するには、 AP6 シリーズのファームウェアアップグレードを参照してください。
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新しいバージョンがある場合は、「バージョン <バージョン番号> への更新」が表示されます。更新すると、アカウントで指定されているすべてのアクセスポイントが、選択したバージョンに更新されます。インストール済みのファームウェアのバージョン、リリース日、インストール日も表示できます。ファームウェアの更新時には、イベントと監査ログも生成されます。
注
更新中、アクセスポイントと設定済み SSID は、一時的に使用できなくなります。中断を避けるため、ファームウェアの更新は、作業負荷の低い時間帯にスケジュール設定することを推奨します。
ログの設定
- アクセスポイントのログを転送する: アクセスポイントのログをソフォスのサポートに転送できます。デバッグで使用できるよう、このオプションを有効化することを推奨します。
解析
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使用状況: アクセスポイントは、ユーザーによって生成されたトラフィックを分類し、ダッシュボードの「使用状況」の下に結果を表示します。
アクセスポイントは、SophosLabs を使用してトラフィックをカテゴリ別に分類します。このオプションはデフォルトで無効になっています。有効にすると、パフォーマンスの問題が発生する場合があります。
不正アクセスポイントの検出
- 不正アクセスポイントを検出・レポートする: アクセスポイントは、調整ドメインで定義されているチャネルすべてで、周辺のネットワークをスキャンします。周辺の SSID は、「サイト」でスキャンできます。詳細は、周辺のネットワークを参照してください。
AdvancedRF の管理
- ローミングアシスト: スティッキー・クライアントをサイト内の最適なアクセスポイントに接続させることができます。スティッキー・クライアントとは、近くに接続可能なアクセスポイントがあるにもかかわらず、遠くのアクセスポイントの接続を維持してしまうワイヤレスデバイスを指します。
ディスカバリプロトコル
LLDP (Link Layer Discovery Protocol)
アクセスポイントは LLDP (Link Layer Discovery Protocol) イーサネットフレームを使用して ID をアドバタイズします。
これにより、IEEE 802.1ab LLDP 対応ネットワークスイッチでアクセスポイントを検出できます。
したがって、レイヤー 2 の接続問題がスイッチで発生した場合、アクセスポイントの管理に使用できます。
アクセスポイントは、MAC アドレス、モデル、シリアル番号、管理ポート、および管理 IP アドレスを LLDP パケットで表示します。アクセスポイントは、セキュリティ対策として、有線インターフェースのみで LLDP パケットを送信します。
制限
LLDP サポートには、次の制限事項があります。
- APX 320、APX 530、APX 740、および AP6 シリーズアクセスポイントでのみ使用できます。
- LLDP-MED 電源ネゴシエーションは、AP6 シリーズアクセスポイントでのみサポートされます。