インストーラのコマンドラインオプション: Mac
macOS Monterey 12.4 以降では、インストーラを documents
や downloads
ディレクトリ、またはデスクトップに解凍することはできません。インストールに失敗します。インストーラは別の場所に解凍する必要があります。ホームディレクトリ /users/<username>/
を推奨します。
Mac コマンドラインオプション
このバージョンのヘルプが公開された時点では、一部の機能はリリースされていない可能性があります。
Mac 用の Sophos Central Endpoint のインストーラは、次のコマンドラインオプションに対応しています。
非表示
ユーザーインターフェースを表示せずにインストーラを実行します。
--quiet --install
グループ
エンドポイントが参加する Sophos Central デバイスグループを指定します。このオプションを使用して、サブグループにデバイスを追加することもできます。名前にスペースが含まれているグループの場合は、\
を使用する必要があります。
--devicegroup <group>
--devicegroup <group>\<subgroup>
--devicegroup <group>\<subgroup>\<subgroup>
引数
<group>
と <subgroup>
を、参加する Sophos Central グループおよびサブグループの名前に置き換えます。存在しない場合は作成されます。
例
--devicegroup Organization\Group\ with\ spaces\Subgroup
メッセージリレー
使用するメッセージリレーの一覧を指定します。
--messagerelays <IPs>
引数
<IPs>
をスペース区切りの、ポート 8190 を含むメッセージリレーの IP の一覧で置き換えます。
例
--messagerelays IPADDRESS:8190 IPADDRESS:8190
プロキシアドレス
使用するカスタムプロキシを指定します。
--proxyaddress <address>
引数
<address>
をカスタム プロキシ アドレス (HTTPS) に置き換えます。
プロキシポート
プロキシが使用するポートを指定します。
--proxyport <port>
引数
<port>
をプロキシのポート番号に置き換えます。
プロキシユーザー名
カスタムプロキシが指定されている場合、このオプションでユーザー名を指定します。
--proxyusername <username>
引数
<username>
をプロキシのユーザー名に置き換えます。
プロキシパスワード
カスタムプロキシとユーザー名が指定されている場合、このオプションでパスワードを指定します。
--proxypassword <password>
引数
<password>
をプロキシのパスワードに置き換えます。
コンピュータ名の上書き
Sophos Central で使用されるコンピュータ名を上書きします。コンピュータ名は引用符で囲まないようにしてください。このオプションは、新規インストールのみで使用できます。
--computernameoverride <name>
引数
<name>
をカスタムコンピュータ名に置き換えます。
コンピュータ名を引用符で囲まないでください。
このオプションは、新規インストールのみで使用できます。
ドメイン名の上書き
Sophos Central で使用されるコンピュータのドメイン名を上書きします。このオプションは、新規インストールのみで使用できます。
--domainnameoverride <domain>
引数
<domain>
をカスタムドメイン名に置き換えます。
Sophos Central のユーザー名で使用するカスタム ホスト名
ユーザー名を machine\username
ではなく domain\username
として送信するようにクライアントを設定します。このオプションは、新規インストールのみで使用できます。
--mcsPreferHostname
登録サーバー
接続先の MCS サーバーを指定します。
--mgmtserver <URL>
引数
<URL>
を MCS サーバーの URL に置き換えます。
顧客トークン
エンドポイントを関連付ける Sophos Central 顧客のトークンを指定します。
--customertoken <UUID>
引数
<UUID>
を顧客にマッピングされる UUID に置き換えます。
インストールする製品
インストールする製品の一覧を指定します。ライセンスを持っていない製品を指定した場合、その製品はインストールされません。
--products <products>
引数
<products>
をスペース区切りの、インストールする製品の一覧に置き換えます。
利用可能なオプションは、antivirus
、intercept
、mdr
、xdr
、deviceEncryption
、all
です。
注
Mac インストーラは、インストールのダウンロード時にすべてのメッセージリレーとアップデートキャッシュを認識します。キャッシュとリレーを変更した場合は、新しいインストーラをダウンロードする必要があります。リレーはコマンドラインでも指定できます。
インストーラの詳細は、インストーラの事前チェックメッセージを参照してください。
xdr
制限事項
macOS 13 Ventura 以降を実行している Mac にのみ xdr
をインストールできます。
xdr
のみをインストールする場合、マルウェア対策はインストールされません。デバイスを保護するには、サードパーティの保護機能がインストールされている必要があります。
Mac の例
-
ユーザーの操作なしで Sophos Anti-Virus と Intercept X をインストール:
sudo ./Sophos\ Installer.app/Contents/MacOS/Sophos\ Installer --products antivirus intercept --quiet
-
プロキシを使用したインストール:
sudo ./Sophos\ Installer.app/Contents/MacOS/Sophos\ Installer --proxyaddress <ProxyIP/FQDN> --proxyport <Port>
<ProxyIP/FQDN>
をプロキシの IP アドレスまたは完全修飾ドメイン名 (FQDN) に置き換え、<Port>
をプロキシのポート番号に置き換えます。 -
メッセージリレーを使用したインストール:
sudo ./Sophos\ Installer.app/Contents/MacOS/Sophos\ Installer --messagerelays 192.168.10.100:8190
ファイルを使用した名前の変更
注
コマンドラインオプションを使用すると、ファイルを使用した上書きは無視されます。
ファイルを使用して、コンピュータやドメインの名前と説明を変更できます。これには、次の手順を実行します。
/Library/Preferences/
に、com.sophos.mcs-overrides.plist
という名前の新しいファイルを作成します。-
次のような形式で指定します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple//DTD PLIST 1.0//EN" "http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd">; <plist version="1.0"> <dict> <key>ComputerNameOverride</key> <string>OverridingComputerName</string> <key>DomainNameOverride</key> <string>OverridingDomainName</string> <key>ComputerDescriptionOverride</key> <string>OverridingComputerDescription</string> </dict> </plist>
-
必要な数だけ \
と \ のペアをコピーして貼り付けます。 -
\
と \ のペアを次のように変更します。 - コンピュータ名を変更するには、
ComputerNameOverride
の文字列を置き換えます。 - ドメイン名を変更するには、
DomainNameOverride
の文字列を置き換えます。 - コンピュータの説明を変更するには、
ComputerDescriptionOverride
の文字列を置き換えます。
- コンピュータ名を変更するには、
-
エントリが指定された次のルールに従っていることを確認します。
- 長さは 1~256文字の間で指定してください。
- 改行文字は使用しないでください。
'\n'
または'\r'
は使用しないでください。- 記号
<
,>
,&
,'
,"
,/
は使用しないでください。 - 連続する空白文字は使用しないでください。これは、1つのスペース文字で置き換えられます。
-
使用していない \
と \ のペアは、すべて削除します。ファイル内のエントリはすべて使用されます。 -
ファイルを
/Library/Preferences/
に保存します。これは、Sophos Endpoint Protection のインストール前または後に行うことができます。ただし、インストール後に行うと、コンピュータが新しい詳細で Sophos Central に表示されることがあります。この場合、引き続き、古いコンピュータも表示されます。インストール前に行うと、古いコンピュータが削除され、新しいコンピュータが表示されます。
-
このファイルを読み込むには、コンピュータを再起動するか、Terminal から次のコマンドを実行します。
sudo launchctl stop com.sophos.mcs
注
SMEPreferDomainName
がオンになっている場合、これによって、報告されるユーザーのドメインに使用されるドメインも上書きされます。