アップデートマネージャを追加する

Sophos Update Manager (SUM) は、必ず、Enterprise Console と同じコンピュータにインストールされます。インストールの際に「カスタム セットアップ」を選択した場合は、管理サーバーをインストールしたコンピュータにインストールされます。

アップデートマネージャは、1つ以上、ネットワークに追加インストールできます。アップデートマネージャを追加インストールすると、既にインストールされているアップデートマネージャの負荷が削減され、アップデート版の配信が効率化されます。追加のアップデートマネージャは、既にアップデートマネージャがインストールされていないコンピュータにインストールします。

重要: アップデートマネージャと Enterprise Console の管理サーバーを同じコンピュータにインストールしている場合は、アップデートマネージャをアンインストールしないでください。Enterprise Console のすべての機能を使ってネットワークを保護するには、このアップデートマネージャのアップデート元を設定する必要があります。この設定を行うことで、Enterprise Console で必要な更新情報を取得できるようになります。この情報には、エンドポイント用セキュリティソフトの適切なバージョンに関する情報、データコントロール機能で使う新規・更新版のコンテンツ コントロール リスト、新しい管理対象デバイス/アプリケーションのリストなどが含まれます。

追加のアップデートマネージャが、HTTP を通じてソフォスのサーバーや別のアップデートマネージャに接続し、セキュリティソフトをダウンロードできるようにするには、追加のアップデートマネージャをインストールするコンピュータの TCP ポート 80 (送信方向) を開放します。アップデートマネージャが、別のアップデートマネージャの UNC パスに接続してセキュリティソフトをダウンロードできるようにするには、サーバーの送信方向の各ポート (UDP 137、UDP 138、TCP 139、および TCP 445) を解放します。

ネットワーク探索機能が搭載されているバージョンの Windows を実行しているコンピュータの場合、ネットワーク探索機能が無効になっていれば、有効にしてコンピュータを再起動します。

コンピュータでユーザーアカウント制御 (UAC) を有効にしている場合、UAC を無効にし、コンピュータを再起動します。UAC は、アップデートマネージャをインストールし、ソフォス アップデートに登録した後で、有効に設定することができます。

コンピュータがドメインに所属している場合は、ドメイン管理者としてログオンします。

コンピュータがワークグループに所属している場合は、ローカル管理者としてログオンします。

アップデートマネージャのインストーラは、Enterprise Console の管理サーバーがインストールされているコンピュータにあります。保存場所は、\\サーバー名\SUMInstallSet です。インストーラの保存場所を表示するには、「表示」メニューの「Sophos Update Manager のインストーラの場所」をクリックします。

Sophos Update Manager は、Windows のリモートデスクトップ機能を使ってインストールすることもできます。

追加のアップデートマネージャをインストールする方法は次のとおりです。

  1. Sophos Update Manager のインストーラ、Setup.exe を起動します。
    インストールウィザードが起動します。
  2. ウィザードの「ようこそ」ページで、「次へ」をクリックします。
  3. 使用許諾契約」ページで、使用許諾契約を読んだ後、同意する場合は「使用許諾契約の条項に同意します」をクリックして続行します。「次へ」をクリックします。
  4. インストール先のフォルダ」ページで、デフォルトのフォルダをそのまま使用するか、または「変更」をクリックして新しいインストール先フォルダを入力します。「次へ」をクリックします。
  5. Sophos Update Manager のアカウント」ページで、エンドポイントコンピュータが、デフォルトのアップデート用共有フォルダに接続するためのアカウントを選択します。この共有フォルダはアップデートマネージャをインストールすると作成されます。(デフォルトのアップデート元共有フォルダは、\\<コンピュータ名>\SophosUpdate です。ここで、<コンピュータ名> は、アップデートマネージャをインストールしたコンピュータの名前です。)このアカウントには、共有フォルダに対する読み取り権限が必要です。管理者権限は必要ありません。
    デフォルトのユーザーや既存のユーザーを選択したり、新しいユーザーを作成できます。
    ソフトウェアをインストールすると、デフォルトで SophosUpdateMgr というアカウントが作成されます。このアカウントには、デフォルトのアップデート用共有フォルダに対する読み取り権限と、アカウント情報を入力せずにログオンできる権限が与えられます。
    後で追加のアップデート用共有フォルダを設定する場合は、既存のアカウントを選択するか、共有に対して読み取り権限を持つ新しいアカウントを作成します。これ以外の場合は、デフォルトで作成されるアカウント、SophosUpdateMgr に共有フォルダに対する読み取り権限が与えられていることを確認してください。
  6. Sophos Update Manager のアカウント情報」ページで、前のステップで選択したオプションに応じて、デフォルトユーザー用のパスワード、新しいユーザーのアカウント情報、または既存のアカウントを選択します。
    アカウント用のパスワードは、必ず、パスワードポリシーに適したものを使用してください。
  7. プログラムをインストールする準備ができました」ページにて、「インストール」をクリックします。
  8. インストールが終了したら、「完了」をクリックします。

Sophos Update Manager をインストールしたコンピュータが Enterprise Console の「アップデートマネージャ」ビューに表示されます。(「表示」メニューの「アップデートマネージャ」をクリックします。)

アップデートマネージャを設定するには、アップデートマネージャを選択し、右クリックします。そして、「環境設定の表示/編集」をクリックします。