プライバシーアドバイザー
「プライバシーアドバイザー」には、デバイスにインストールされているアプリに許可されているパーミッションに関する情報が表示されます。
Android でのパーミッション処理
パーミッションは Android の最も重要なセキュリティ機能で、アプリに特定の権限を付与します。Android バージョン 6 では、アプリによるパーミッションの要求方法が変更されています。
- Android 6 以降では、アプリの実行時 (つまり、アプリケーションの実行中に必要になった時点で) にパーミッションの許可が求められます。
- Android 5 以前を対象にしたアプリ (以降、「旧アプリ」とします) では、アプリのインストール時にすべての必要なパーミッションの許可が求められます。旧アプリを Android 6 以降にインストールした場合、パーミッションを個別に拒否することはできます。しかし、このような操作に対応できるよう設計されていないため、アプリが動作しなくなることがあります。
プライバシーアドバイザーに表示される内容
Google によって「Dangerous」(リスクが高い) と分類されるパーミッションは、ユーザーのプライバシーや他のアプリの操作への影響が大きいため、プライバシーアドバイザーに表示されます。
- カレンダー
- カメラ
- 連絡先
- 位置情報
- マイク
- 電話
- ボディセンサー
- SMS
- ストレージ
次のいずれかのパーミッションの状態が表示されます。
- 要求され許可した状態
- 要求され拒否した状態
注
古いバージョンのアプリのパーミッションは、アプリの設定でパーミッションをオフにした場合でも、「要求され許可した状態」と表示されます。
プライバシーアドバイザーで行える操作
- アプリが要求したすべてのパーミッションの詳細を表示する (リスクのないパーミッションも含む): アプリのアイコンをタップします。
- パーミッションを許可または拒否する: アプリのアイコン、「パーミッションの変更」の順にタップし、アプリの「アプリ情報」ページを開きます。開いたページで「権限」をタップします。
- パーミッションの変更履歴を表示する: タイトルバーで、パーミッションの変更履歴 をタップします。
- プライバシーアドバイザーに表示される項目を設定する: 「フィルタ」をタップします。システムアプリや旧アプリなど、特定のパーミッションや特定の種類のアプリを表示しないようにすることができます。
- アプリの表示順序を変更する: 「並び替え」 をタップし、並び替えの方法を選択します。