ユーザー間でのファイル共有
Sophos Secure Workspace の暗号鍵はパスフレーズから生成されます。
暗号鍵はファイルごとに作成せず、ファイルのアクセス状況を考慮しながら作成します。
たとえば、複数のファイルを他のユーザーと共有する必要がある場合は次のようにします。
- 共有するファイルをすべて同じ暗号鍵を使用して暗号化します。
- 暗号鍵のパスフレーズを他のユーザーに通知します。
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あるユーザーが複数のユーザーが共有するファイルをクラウドストレージなどを通じてデバイスから閲覧しようとした場合、鍵リングに鍵がないと、Sophos Secure Workspace がパスフレーズの入力を求めます。ユーザーが正しいパスフレーズを入力すると、暗号鍵が鍵リングに追加されます。
このため、暗号化ファイルの共有者には鍵リングではなくパスフレーズの配布が必要です。
注
同一のパスフレーズを使用して暗号鍵を 2つ作成した場合、まったく異なる 2つの鍵が生成されます。これは、セキュリティ上の理由から鍵の生成中にランダムなデータが追加されるためです。
暗号化ファイルの閲覧するユーザーには、事前に暗号鍵を作成せず、ファイルを開く際にパスフレーズを入力してから暗号鍵を作成するよう案内してください。
注
Sophos Secure Workspace が Sophos Mobile の管理下にある場合で、送信者と受信者の双方の社内鍵リングに暗号鍵があるときは、パスフレーズを配布することなく、ファイルを共有することができます。