ポリシースクリプト構文の概要

このセクションでは PureMessage ポリシー構文の概要について説明します。この概要で説明する例では、ポリシー構文構造に近い擬似コードを使用し、種々の PureMessage メールフィルタリングシナリオを一般的に紹介していきます。特定の PureMessage ポリシー構文については、「PureMessage のデフォルトポリシーの概要」をご覧ください。

policy.siv と呼ばれる PureMessage のポリシースクリプトは、Sieve のメールフィルタリング言語を一種を使用して書かれています。Sieve はシンプルなコマンドベースのスクリプト言語です。 その構文は C 言語または perl 言語に類似していますが、変数やループ構造はありません。最も簡潔な形式の場合、Sieve スクリプトは順番に実行されるコマンドセットです。PureMessage policy.siv スクリプト内のコマンドには、アクション、アクション修飾子、テスト、制御、ブロック、またはコメントがあります。

ポリシーフィルタのコマンドには下記のようなものがあります。

# This script performs a virus test.
# Messages containing viruses are filed as SPAM and then quarantined.
if pmx_virus {
    pmx_file "SPAM";
    pmx_quarantine "Virus";
    stop;
}

説明:

  • '#' の後の文字列は Sieve のコメントです。
  • if および stop コマンドは制御です。
  • pmx_virus コマンドは PureMessage において可能な多くのテストの中の 1例です。
  • '{' および '}' はブロックを分ける区切り文字です。
  • pmx_quarantine および pmx_file コマンドは PureMessage のアクションです。
  • "Virus" および "SPAM" 文字列は、アクション修飾子です。
  • アクションは ';' 文字で区切られます。