正規表現
さまざまな種類のポリシールールのテストにおいて、正規表現を match-type 演算子として使用できます。たとえば、メッセージの「Envelope To」のフィールドの内容をテストするために正規表現を使用できます。一部のポリシールールアクションでも正規表現の使用に対応している場合があります。たとえば、「Deliver immediately for」アクションでは、正規表現を match-type の例外としてサポートしています。
- ポリシースクリプト例:
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if pmx_relay :re ".*\.com$" { keep; stop; }
この例では、:re
という match-type を使用して正規表現での比較を実行しています。送信者のアドレスが「.com」で終了している場合、メッセージは配信され、フィルタによるメッセージの確認作業は停止します。
注
:re
という match-type は Sieve 言語に対する PureMessage の拡張子です。PureMessage ポリシールールテストまたはアクション内で正規表現が使用されていると場合、スラッシュまたは中括弧による接頭辞または接尾辞は付きません。ただし、コマンドライン上でポリシースクリプトを手動で編集する場合は、正規表現の中のバックスラッシュ、引用符、ピリオドの前にはバックスラッシュを入力して「escape」処理を行う必要があります。たとえば、「and\or」という文字列を検索する場合、正規表現として「and\\or」を入力します。PureMessage を管理する Web ベースのユーザーインターフェースであるPureMessage Manager では、これらの文字列を自動的にエスケープ処理します。PureMessage Manager でポリシースクリプトに正規表現を使用する方法については、「管理者レファレンス」の「ポリシー」セクションの「ポリシールールテスト」および「ポリシールールアクション」をご覧ください。ポリシースクリプトを手動で編集する場合、pmx-policy の man ページ (PureMessage ポリシーエンジン用コマンドラインインターフェースに関するドキュメンテーション) をご覧ください。正規表現に関する一般情報については、「管理者レファレンス」の「正規表現入門」をご覧ください。
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