レポートを参照および管理する

PureMessage ではグラフおよび表の形式で、重要なパフォーマンス統計に関する事前定義されたレポートを提供します。

グローバル管理者はグループ管理者と同様に同じレポートにアクセス可能で、キューメッセージに関する統計を提供する「Queue Status」(キューステータス) レポートへもアクセスできます。

このセクションで説明されているレポートのオプションは、これらのオプションへの Groups Web Interface のアクセス権が有効に設定されている場合にのみ使用可能になります。デフォルトではすべてのオプションが有効に設定されています。Groups Web Interface にアクセスするには、サポートされているブラウザで https://<Hostname>:28443/groups を指定します。詳細については、「フルアクセスの管理者アカウントを作成する」 およびグループセットアップに関するチュートリアルをご覧ください。

レポートのタイプ

すべての PureMessage レポートの名前は、「Report 」(レポート) タブの「Reports Types」(レポートのタイプ) のサイドバーに表示されます。以下のレポートを使用できます。

メールの傾向

  • Message Categories」(メッセージカテゴリ):ブロックされたメッセージ、スパム、ウイルス、配信されたメッセージ、またはその他 (ウイルスまたはスパムではない) として検出されたメッセージ数を表示します。PureMessage では、1つのメッセージがスパムと同時にウイルスを含んでいる場合、そのメッセージはウイルスの合計数の方にのみカウントされます。デフォルトでは、スパム確率が 50% を上回る場合、そのメッセージはスパムと見なされます。
  • Message Categories per Group」(グループごとのメッセージのカテゴリ):ブロックされたメッセージ、スパム、ウイルス、配信されたメッセージ、またはその他 (ウイルスまたはスパムではない) として検出された (グループごとの) メッセージの数を表示します。
  • Top Virus Types」(最多ウイルスタイプ):メッセージ内に見つかった (ウイルス ID によって分類された) ウイルスタイプを表示します。ID による最新のウイルスの詳細については、ソフォスの Web サイトの「最新のウイルス定義ファイル」ページをご覧ください。
  • IP Blocked Messages」(IP ブロックされたメッセージ):IP アドレスに基づいてポリシーレベルでブロックされたメッセージとブロックされなかったメッセージの数を表示します。
  • Rejected MTA Connections」(拒否された MTA 接続):MTA レベルの IP ブロッキングが原因で拒否された接続の数を表示します。
  • Policy Mark Hits」(ポリシーマークのヒット数):メッセージログでのキーのカウント回数を表示します。特定のポリシールールにログマーキングのアクションが追加された場合、それらのルールが適用された回数を監視するためにこのレポートを使用できます。
  • Queue Status」(キューステータス):このレポートはグローバル管理者のみが使用可能で、Postfix を MTA (mail transfer agent) として使用している場合にのみ適用されます。Postfix は「Full Install」(フルインストール) のインストールオプションでデフォルトでインストールされます。このレポートでは、キューが実行された合計数および上位 20位までのドメインのメッセージについて、総合情報と各サーバーごとの情報を表示します。時間は分単位で表示されます。「Report Parameters」(レポートパラメータ) サイドバーに、特定の Postfix キューを選択するための 「Queue」(キュー) のドロップダウンリストが含まれます。「Default」(デフォルト) のキューは、「Active」(アクティブ) および「Incoming」(受信) キューからのアクティビティを結合して表示します。

送信者

  • Top Relays」(最多リレー):メールが経由しているリレーサーバーを、メール数が多い順に表示します。
  • Top Spam Relays」(最多スパムリレー):メールが経由しているリレーサーバーを、検出したスパムメッセージ数が多い順に表示します。
  • Top Virus Relays」(最多ウイルスリレー):メッセージ内に見つかった (ウイルス ID によって分類された) ウイルスタイプを表示します。ID による最新のウイルスの詳細については、ソフォスの Web サイトの「最新のウイルス定義ファイル」ページをご覧ください。
  • Top Other Relays」(最多のその他のリレー):最も多くのその他のメッセージ (スパムまたはウイルスのどちらにも分類されないメッセージ) を処理したリレーを数が多い順に表示します。承認されたホストに追加する必要のある他のリレー (パートナーなど) をこのレポートでハイライト表示して、スパムフィルタリングのパフォーマンスの細かな設定作業に役立てることができます。

受信者

  • Top Spam Senders」(最多スパム送信者):メールの送信者を、検出したスパムメッセージ数が多い順に表示します。
  • Top Virus Senders」(最多ウイルス送信者):メールの送信者を、検出されたウイルスメッセージ数が多い順に表示します。
  • Top Spam Recipients」(最多スパム受信者):最も多くのスパムを受信者したユーザーを、検出されたスパムメッセージ数が多い順に表示します。このレポートを活用して、どのユーザーが多量のスパムを受信しているかを理解することで、ユーザーグループまたは特定のユーザーに対してスパムのフィルタリングを強化するカスタムのポリシールール作成できます。
これらの定義済みのレポートに加えて、Groups Web Interface で表示されるカスタムのポリシーレポートを作成できます。カスタムレポートはすべて、「Report Types」(レポートのタイプ) のサイドバーの下部にある新しいセクションに追加されます。詳細については、「管理者レファレンス」の「管理グループ」セクションの「カスタムポリシーレポートを作成する」をご覧ください。