PureMessage 監視の概要

PureMessage 監視のアクションは、スケジュールジョブとして実行される一連のコマンドラインアプリケーションによって実行されます。これらのスケジュールジョブは新規インストールに実装されていますが、デフォルトでは無効に設定されています。各 PureMessage 監視アプリケーションは、対応する設定ファイルを編集して設定します。PureMessage 監視アプリケーションは、個別に特定の監視タスクを実行します。

pmx-monitor-notifier
PureMessage message_log を調べて、 /opt/pmx/etc/monitor.d/monitor-notifier.conf ファイルで指定された message_log エントリが見つかった場合にイベントを生成します。コマンドライン引数に関する詳細については pmx-monitor-notifier の man ページ、設定ファイルオプションの詳細についてはmonitor-notifier.conf の man ページをご覧ください。
pmx-monitor-consolidate
pmx-monitor-consolidate は、MTA を稼動するサーバーが複数あるような環境においてのみ必要になります。pmx-monitor-consolidate は、コマンドラインでパラメータ指定されている複数のサーバーから 1台のサーバーへとイベントを統合します。 イベントが統合されたサーバー上では、イベントの解析とコマンドの実行が行われます。コマンドライン引数に関する詳細情報については、pmx-monitor-consolidate の man ページをご覧ください。
pmx-monitor-analyzer
pmx-monitor-analyzer は、単一サーバーの環境において pmx-monitor-notifier によって作成されたイベント、または複数サーバー環境において pmx-monitor-conslidate によって作成されたイベントが、/opt/pmx/etc/monitor.d/monitor-analyzer.conf ファイル内でイベントタイプ別に設定されたしきい値を超えていないかどうかを解析します。しきい値を超過している場合、pmx-monitor-analyzer によってアクションイベントが生成されます。コマンドライン引数に関する詳細については、pmx-monitor-analyzer の man ページ、設定ファイルオプションの詳細についてはmonitor-analyzer.conf の man ページをご覧ください。
pmx-monitor-reactor
pmx-monitor-reactor は、pmx-monitor-analyser によって作成されるアクションイベントに対し、/opt/pmx/etc/monitor.d/monitor-reactor.conf 内で指定されたアクションを実行して対応します。コマンドライン引数に関する詳細については、pmx-monitor-reactor の man ページ、設定ファイルオプションの詳細についてはmonitor-reactor.conf の man ページをご覧ください。
pmx-monitor-refresh-temporary-lists
/opt/pmx/etc/monitor.d/monitor-reactor.conf ファイルが PureMessage::Monitor::Reactor::ListAddTemporary を使用している場合、PureMessage リスト内の一時的な値を定期的に更新します。コマンドライン引数に関する詳細情報については、pmx-monitor-refresh-temporary-lists の man ページをご覧ください。

通常、データフローは以下のようになります。

これらの設定ファイルを編集した場合、以下のコマンドを使用して PureMessage データベースに変更内容を同期させます。

pmx-profile sync-to-db --force --resource=monitor_config