PureMessage 監視スケジュールジョブ

PureMessage 監視機能には、いくつかのスケジュールジョブ (デフォルトでは、無効に設定) が使用されます。これらのスケジュールジョブは PureMessage Manager の「Local Services」(ローカルサービス) タブで確認と有効設定ができます。ご使用の環境によって、以下のように一部またはすべてのスケジュールジョブを有効に設定できます。

単一サーバー構成

単一サーバー環境においては、以下のスケジュールジョブを有効に設定してください。

「Monitor:Generate event notifications」 (監視: イベント通知を作成):このジョブを有効に設定すると、pmx-monitor-notifier が実行され、ログの監視とイベント通知の作成が可能になります。
「Monitor:Analyze events」(監視: イベント解析):このジョブを有効に設定すると、pmx-monitor-analyzer が実行され、作成されたイベントの解析とアクションイベントの作成が可能になります。
「Monitor:Reacts to events」(監視: イベントへの対応):このジョブを有効に設定すると、作成されたアクションイベントに対して pmx-monitor-reactor を実行します。
「Monitor:Refresh temporary list」(監視: 一時リストを更新):このジョブを有効に設定すると、pmx-monitor-refresh-temporary-lists が実行され、「Add to List Temporarily」(一時的にリストに追加) リアクタにより追加されたデータでリストを定期的に更新します。このリアクタをご使用にならない場合、このジョブは無効設定されたままになります。

マルチサーバー構成

マルチサーバー環境では、通知メールを作成するホストを複数台設定する構成が一般的です。これらのホストから作成される通知メールは、解析とその後の対応のために後で、単一のホストへと統合されます。以下のスケジュールジョブを有効にする必要があります。

「Monitor:Generate event notifications」 (監視: イベント通知を作成):環境内にあるすべてのサーバーでこのジョブを有効に設定すると、pmx-monitor-notifier が実行され、ログの監視とイベント通知の作成が可能になります。
「Monitor:Consolidates events from remote server」(監視: リモートサーバーからのイベントを統合:):セントラルサーバーでのみこのジョブを有効にすると、pmx-monitor-consolidate が実行され、すべてのサーバーのイベントが 1箇所のセントラルサーバーに集められます。
注
このスケジュールジョブの設定は、あくまでサンプルとして提供されているものです。お客様のサーバーでイベント統合を実行するには、独自のスケジュールジョブの設定が必要です。
セントラルサーバーで pmx-monitor-consolidate を実行する別のスケジュールジョブを作成し、どのサーバーからのイベントを統合するかを指定します。このジョブは、エッジサーバーまたは MTA サーバー上で有効に設定する必要はありません。下記に例を示します。
```
pmx-monitor-consolidate --url=http://mta1.example.com:28080
pmx-monitor-consolidate --url=http://mta2.example.com:28080
pmx-monitor-consolidate --url=http://mta3.example.com:28080
```
「Monitor:Analyze events」(監視: イベント解析):セントラルサーバー上でのみこのジョブを有効に設定すると、pmx-monitor-analyzer が実行され、作成/統合されたイベントの解析とアクションイベントの作成が可能になります。
「Monitor:Reacts to events」(監視: イベントへの対応):セントラルサーバー上でのみこのジョブを有効に設定すると、作成されたアクションイベントに対して pmx-monitor-reactor を実行します。
「Monitor:Refresh temporary list data」(監視: 一時リストのデータを更新):セントラルサーバー上でのみこのジョブを有効に設定すると、pmx-monitor-refresh-temporary-lists が実行され、「Add to List Temporarily」(一時的にリストに追加) リアクタにより追加されたデータでリストを定期的に更新します。このリアクタをご使用にならない場合、このジョブは無効設定されたままになります。