テストスコア
各テストには対応する数値 (weight) があります。各メッセージに対してすべてのテストが実行されます。各テスト項目にメッセージが該当するごとに、そのテストに関連付けられた数値がメッセージの総スパムスコアに追加されます。
テストスコアは数値 (score
)、パーセンテージ (probability adjustment %
)、またはその両方で指定できます。スコアおよび確率には小数第 2位以上の小数位を指定できますが、PureMessage Manager の「Anti-Spam Rules」(スパム対策ルール) ページでは小数第 3位までしか表示しません。スコアおよび確率のパーセンテージは正負のどちらの数値でも指定できます。負の数値の場合は、マイナス記号が数字の先頭に付きます。正のスコアおよび正の確率パーセンテージによって、メッセージをスパムとして分類する可能性が上がります。負の数値の場合、メッセージをスパムとして分類する可能性は下がります。
以下のグラフはスコアとパーセンテージの関連を示しています。スコアの値が「5」の場合は、スパムの確率が 50% ということになります。

スパム対策ルールでスコアと確率パーセンテージの両方を使用している場合、スコアはパーセンテージに変換され、確率のパーセンテージが結果に追加されます。たとえば、あるルールでスコアが 5、確率パーセンテージが 10% である場合、スコアはパーセンテージ (50%) へと変換され、確率パーセンテージが追加されます。その結果、このルールの総スコアは 60% になります。
PureMessage のポリシースクリプトは、メッセージの総スパムスコアに基づいて、各メッセージに対してアクションを実行するように設定されています。たとえば、デフォルトのポリシーでは、メッセージに対してスパム確率と共に X-PerlMx-Spam
ヘッダを追加します。メッセージのスパム確率が 50% を上回ると、X-PerlMx-Spam
ヘッダを追加すると同時に件名を変更し、隔離ディレクトリにそのメッセージのコピーを作成します。