隔離インデックス
隔離されたメッセージのメタデータ (送信者、受信者、日付、件名など) は、隔離ディレクトリの照会をより迅速に行うためにデータベースに保管されます。 PureMessage では、この場合のインデックスに関して 2つのデータベース形式をサポートしています。PostgreSQL はオブジェクトリレーショナルのデータベースシステムで、デフォルトの PureMessage データベースです。CDB はフラットファイルのデータベースで、単一の PureMessage サーバー上で実行されるサイズの小さなデータベースに適切です。
- PostgreSQL:PostgreSQL は本格的な機能を備えたリレーショナルデータベースです。集中隔離管理機能およびレポート機能を使用する場合には PostgreSQL が必要で、EUWI を使用する場合にも使用が推奨されます。
- CDB:CDB (コンスタントデータベースの作成と読み込みに使用されるパッケージ) は、隔離ディレクトリに関するメタデータの保管に使用されるフラットファイル データベースのバックエンドです。CDB でインデックス化された隔離ディレクトリは、数百万のメッセージ処理にも対応できるため、通常は管理タスクが軽減され PostgreSQL を使用するよりもインデックス処理を迅速に行えます。ただし、PureMessage でのレポート機能は PostgreSQL に依存しています。以下のコマンドを実行して、データベースのバックエンドを手動で再度インデックス化できます。
pmx-quarantine reindex --index-type=cdb
CDB を使用すると、隔離 ID、キュー ID (MTA によって指定)、受信者、および送信者のフィールドがインデックス化されます。これらのいずれのフィールドでも、検索対象の値を正確に絞り込むほどより速く検索結果を得ることができます。アドレスの検索にワイルドカードを使用する場合、インデックスが使用されないため検索速度は遅くなります (速度は隔離ディレクトリ内のメッセージ数に比例するようになります)。
PostgreSQL を使用した場合、件名、本文、その他のメッセージ内容からの情報もインデックス化されるため検索速度が速くなり、EUWI および Manager 用隔離インターフェースでメッセージをプレビュー表示できます。高度な照会またはワイルドカードを使用した照会は CDB を使用する場合よりも短時間で実行できます。
© 2017 Sophos Limited. All rights reserved.