EUWI (End User Web Interface)

EUWI (End User Web Interface) によって、各ユーザーは PureMessage のメールフィルタリングのオプションへアクセスできます。これらのオプションには、隔離メッセージの参照と管理や、ユーザー別の許可リストおよびブロックリストの管理が含まれます。また、エンドユーザーはメールフィルタリングのオプションを設定することもできます。

デフォルトのインスールでは、すべての PureMessage エンドユーザーに EUWI の使用が自動的に許可されています。これを設定するには、PureMessage Manager の「Policy」(ポリシー) タブ上で、「End Users」(エンドユーザー) リストに追加します。すべてのエンドユーザーオプションとメールフィルタリング機能は、デフォルトで有効設定になっています。

実装方法によっては、EUWI アクセスを特定のユーザーへ限定したり、ユーザーが使用できるオプション機能を制限できます。詳細については、「PureMessage Manager レファレンス」 の「隔離」セクション内の「エンドユーザー向け機能を設定する」をご覧ください。

EUWI は以下のコンポーネントで構成されます。

  • ナビゲーションメニュー:ページ左側にあるメニュー。
  • メインメニュー:ナビゲーションメニューからアクセスし、現在表示されているページ。「ブロックされたメッセージ」、「削除されたメッセージ」、「許可された送信アドレス」、「拒否された送信アドレス」、および「オプション」 ページへのリンクが含まれます。
  • メールメッセージビューア:メッセージの「件名」をクリックすると開くビューア 。

EUWI では、PureMessage Manager で使用可能な同一の機能の説明にわかりやすい別名を使用しています。

  • Manager で許可リストに含まれている送信者とホストは、EUWI で「許可された送信アドレス」 と呼ばれます。
  • Manager でブロックリストに含まれている送信者とホストは、EUWI で「拒否された送信アドレス」 と呼ばれます。
  • Manager で隔離された内容は、EUWI では「ブロックされたメッセージ」と呼ばれます。

EUWI にアクセスするには、ユーザーはポート 28443 経由で EUWI ホストにある Web サーバーにログインする必要があります。これには、ユーザー認証が必要です。認証には 3つの方法があります。

  • メールセッション認証:これは、エンドユーザーの認証のデフォルトの方法です。ユーザーは、初回ログインの際にメールアドレスを入力するように要求され、パスワードを申請します。セッション ID キーは自動で作成され、アクセス用パスワードがユーザーへメールで送信されます。
  • パスワードファイル認証:この認証方法オプションの場合、PureMessage 管理者はユーザー名と初期パスワードを enduser/enduser_ui_user_passwords ファイルに追加し、各エンドユーザーに初期パスワードをメールで送信する必要があります。パスワードファイルを暗号化することができます。暗号化することをお勧めします。
  • LDAP 認証:このオプションは既存の LDAP サーバーを使って、ユーザー認証を実施します。PureMessage は現在、Active Directory、Sun ONE Directory Server 5.2、および OpenLDAP に対応しています。

PureMessage Manager の「Quarantine」(隔離) タブにある「End User Authentication」(エンドユーザー認証) ページで認証方法を設定します。認証方法に関する詳細については、「管理者レファレンス」の「エンドユーザー管理」にある「エンドユーザーのアクセスを認証する」をご覧ください。

Manager を使用してユーザーが使用できる EUWI オプションを設定します。EUWI の場所とセッションオプションを設定するには、「PureMessage Manager レファレンス」 の「隔離」セクション内にある「エンドユーザーオプションを設定する」をご覧ください。エンドユーザーに対しアクセスを許可する EUWI 機能を設定するには、「PureMessage Manager レファレンス」 の「隔離」セクション内にある"エンドユーザー機能を設定する"をご覧ください。各エンドユーザーに対する許可リストおよびブロックリストを管理するには、「PureMessage Manager レファレンス」 の「隔離」セクション内にある「エンドユーザーの許可リストを管理する」および「エンドユーザーのブロックリストを管理する」をご覧ください。

EUWI は、PureMessage Manager の「Local Services」(ローカルサービス)ページから管理可能なサービスとして導入されています。このサービスは、ユーザー別のリストの変更 (許可リストやブロックリストなど) をすべての PureMessage ホストに同期させます。