ユーザーフィードバックを収集する
ユーザーフィードバックはポリシー設定の効果、特にスパム検出の正確性を判断するために収集されます。ユーザーフィードバックに基づいた変更の適用については、このガイドの「設定およびチューニング」をご覧ください。ユーザーフィードバックのオプションは、実装シナリオと導入の段階によって異なります。たとえば、「Quarantine Digests」(隔離ダイジェスト) をまだ実装していない状態では、ユーザーフィードバック機能は適用されません。
- 「Reporting Mailboxes」(レポートメールボックス):「is-spam」(検出漏れのスパム) というメールボックスと「not-spam」(スパムの誤検知) というメールボックスを作成します。分析とスパム検出ルールのチューニングのために、誤って分類されたメッセージは、これらのメールボックスに転送するようにユーザーに指示します。たとえば、スパムに分類されるべきだったと考えられるメッセージをユーザーが受信した場合、ユーザージはそのメッセージを「is-spam」(検出漏れのスパム) メールボックスへと転送する必要があります。反対にスパムではないメッセージを含んだ隔離ダイジェストメールを受信した場合、ユーザーは隔離ディレクトリからそのメッセージを取り出し、「not-spam」(スパムの誤検知) メールボックスへ転送する必要があります。(元のメッセージヘッダを保持するために、メールクライアントの「転送」機能を使用するのではなく、添付ファイルでメッセージを転送するようユーザーに指示します。)
- 「Quarantine Analysis」(隔離分析):PureMessage Manager の 「Quarantine」(隔離) タブを使用してスパムとして識別されたメッセージを分析します。この分析を使用して、許可リストに基づいて安全な送信者をスパムとして検索しないようにしたり、ブロックリスト に基づいて安全でない送信者を自動的に隔離したり、スパム検出ルールの修正に基づいてスパムの共通の特徴を特定できます。
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