PureMessage のスパム対策

PureMessage には各メッセージの個別の特徴を分析するスパムテストが多数含まれています。各テストは、特定の数値 (weight) を持っています。PureMessage がメッセージを分析する際、そのメッセージに一致するスパムテストの数値がすべて加算され、メッセージの 「スパム確率」を表すスパムスコアに変換されます。

デフォルトで、PureMessage はネットワークの外部から送られてくるメッセージにスパムが含まれていないかチェックするよう設定されていますが、ローカルドメイン内から送られてくるメッセージに対してもテストを実行するように設定を変更できます。メッセージにスパムが含まれている確率が 50% 以上であることが判明した場合、そのメッセージは PureMessage 隔離ディレクトリへコピーされます。また、デフォルト設定により、PureMessage はこれらのメッセージを配信しますが、メッセージの件名ヘッダを変更してスパム確率を表示します。

PureMessage は受信メールを以下のように処理します。

  1. MTA (Mail Transfer Agent) がメッセージを PureMessage へ転送します。
  2. PureMessage はそのメッセージにポリシーファイルタを適用し、ウイルス、スパム、またはその他のメッセージ特性がないかどうかをテストします。
  3. これらのテストの結果によって、メッセージは本来の受信者へ配信されるか、別の宛先に送られるか、または隔離されます。
  4. PureMessage が隔離メッセージを処理します。隔離ダイジェストが作成される場合、エンドユーザーは隔離ディレクトリから必要なメッセージを取り出すことができます。その他のメッセージは通常、自動的にアーカイブされ、隔離ディレクトリから削除されます。