メモリおよび CPU の要件
以下の推奨事項では、1時間に約 120,000通のメッセージを処理するメールサーバーを想定しています。
非常に大量のメールを処理するには、PureMessage サーバーの CPU (Central Processing Unit) の値を増やし、異なるフィルターを別々の PureMessage サーバーで実行することによって非常に高い拡張性を得ることができます。
最低条件
この設定はテストの目的、または電子メール量の非常に少ないサイトに適しています。
- CPU (Solaris):Sparc 2 x 1GHz 以上 UltraSPARC III または同等のプロセッサ
- CPU (Linux、FreeBSD):1 x 2GHz Intel Pentium 4 または同等のプロセッサ
- メモリ:2GB RAM
- ネットワーク:100 Mb
- DNS:サーバー 1台 (PureMessage と同じネットワークサーバーに設置)、および最低 1台の同一環境設定のバックアップサーバー (管理業務によるメール配信の遅延をさける目的)
- OS:「サポートされているプラットフォーム」セクションで説明されているサポートされているオペレーティングシステム
推奨条件
- CPU:2 x 3GHz Intel Xeon 以上
- メモリ:4GB RAM (Postfix 使用)、4GB RAM (Sendmail 使用)
- ネットワーク:100MB 以上
- ディスク:Ultra Wide SCSI/Ultra ATA100 RAID0 以上
- DNS:サーバー 2台 - PureMessage と同一サブネット上に接続、MX レコードの優先度同じ、検索時間 10-50ms 程度 (これに加え、2台以上の同一環境設定のバックアップサーバー)
- OS:上記に記載される最低条件に加え OS における SMP (対称型マルチプロセッサ) 完全対応、拡張性の高い pthreads インプリメンテーション (カーネルスレッドまたは軽量プロセスで実装)
プロセスへの制限設定またはカーネルのパラメータは、pmx プロセスが少なくとも以下のリソースにアクセスできるよう調整する必要があります。
- 使用可能なファイル記述子数: 1024 (または >= 10x concurrency_limit)
- アクセス可能最大ファイル数: 1024 (または >= 10x concurrency_limit)
- プロセスごとのスレッド数: 256 (または >= 1.5x concurrency_limit)
- プロセスのスタックセグメント最大サイズ: 16MB
- プロセスのデータセグメントサイズ: 無制限
- プロセスが使用可能なメモリサイズ: 無制限
上記で説明された設定の多くは、ulimit コマンドを使用して調整できます。一部の設定については、カーネルパラメータを調整する必要があります。また、一部のシステムではカーネルのリコンパイルが必要になることもあります。
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