その他の必要条件

PureMessage をインストールする前に、以下のさまざまな要件を満たしている必要があります。

PostgreSQL

PureMessage に含まれている PostgreSQL データベースを使用して隔離メタデータをインデックス化している場合、場合によってはインストール後に手動でシステムを調整する必要があります。詳細については、ソフォス サポートデータベースの「PureMessage for UNIX: PostgreSQL 7.4 をチューニングする (PureMessage 5 以降)」および PostgreSQL の文書をご覧ください。

メール容量が大きく、エンドユーザー数が多い環境に対して PureMessage を導入する場合は、この PostgreSQL コンポーネントを高速 SCSI ディスク配列 (RAID 5 以外) で別サーバーにインストールすることをお勧めします。

ディスク容量

PureMessage のインストールには、約 500MB のディスク容量が必要です。また、PureMessage 動作中に作成される隔離ディレクトリおよびログファイルに必要な容量は、処理や隔離されるメール量によって異なるため正確に予測することはできません。ただし、ログおよび隔離のディレクトリは、PureMessage をインストールしたパーティションとは別のパーティションへ保存できます。PureMessage では、NFS (Network File System) 経由でのサーバー間でのファイル共有をサポートしていません。

ローカルメーラー

PureMessage にはローカルメーラープログラム (Procmail (Linux) または /bin/mail Solaris) など) が必要です。ローカルメーラー (MTA がローカルメール配信を処理するために使用するプログラム) は、ほとんどの UNIX ディストリビューションに含まれています。OS がローカルメーラーを提供しない場合に備え、Sendmail には独自のローカルメーラー 「mail.local」 が付属しています。

PureMessage Manager 用対応ブラウザ

PureMessage Manager Web インターフェース、EUWI (End User Web Interface) および Groups Web Interface は Internet Explorer バージョン 6 および 7、Mozilla Firefox バージョン 1.5 および 2.0 をサポートしています。JavaScript および Cookie が有効に設定されている必要があります。

root ユーザーに対する 0022 での umask 設定

PureMessage では、root ユーザーが 0022 で umask 設定されていることを前提としています。PureMessage サーバーでの umask が、 より制限の厳しい値 (0077 など) に設定されている場合、インストールとアップグレードは失敗します。組織で umask 設定を 0022 以外に設定する必要がある場合、PureMessage のインストールと今後のすべてのアップグレードを行う際には、0022 に切り替える必要があります。