ユーティリティ

PureMessage インストールでは、多数の標準システムユーティリティを使用する必要があります。これらの標準システムユーティリティは、ほとんどの UNIX ディストリビューションに含まれています。これらのユーティリティがインストールされているかを確認するには、which utility_name をコマンドラインに入力します。下記のユーティリティが必要です。

  • awk:PureMessage の Groups Web Interface で使用可能なログ検索機能を使用する必要がある場合に、このパターン照合プログラムが必要になります。(mkfifo もご覧ください。)
  • csh:ファイル glob パターンを拡張するために、Perl は C シェルバイナリにアクセスする必要があります。(PureMessage ユーザーのデフォルトのシェルは bash などの Bourne 対応のシェルである必要があります。)通常、csh はサポートされているすべてのプラットフォームにおいてデフォルトで使用可能になっています。ただし、csh インストールをオプションとするシステムもあるため、csh が含まれていない可能性もあります。csh の代替ユーティリティに tcsh があります。tcsh は http://www.tcsh.org/Home からソース形式で入手可能です。csh の代わりに tcsh をインストールする場合、cshtcsh にシンボリックリンクで対応させる必要があることにご注意ください。
  • m4:sendmail および Postfix の設定ファイルを再構築するには、m4 マクロプロセッサが必要です。これは、メーラーのスタートアップスクリプト内で使用されます。PureMessage のその他の部分で m4 が使用されることはありません。プラットフォームがデフォルトで m4 を提供しない場合、ソースから GNU m4 を構築できます。GNU m4 は、http://directory.fsf.org/GNU/gnum4.html から入手可能です。
  • make:サポートされているシステムでは、ほとんどの場合、デフォルトで make ユーティリティが提供されています。システムに make ユーティリティがない場合、ソースから GNU make を構築できます。GNU make は、http://directory.fsf.org/GNU/make.html から入手可能です。
  • mkfifo:名前付きパイプの特別なファイルを作成するのに使用される UNIX のプログラムです。PureMessage の Groups Web Interface で使用可能なログ検索機能を使用するには、このユーティリティがインストールされていることが前提条件になります。(awk もご覧ください。)
  • random、urandom:PureMessage では、/dev/random および /dev/urandom デバイスが必要です。Solaris にはこれらのデバイスがない可能性があります。これらを追加するには、http://sunsolve.sun.com の「27606: Differing /dev/random support requirements within Solaris [TM] Operating Environments」をご覧ください。
  • useradd、userdel、groupadd、groupdel: useraddおよび関連プログラムは、多くのサポートされたシステムでデフォルトで使用可能です。FreeBSD 上では、pw プログラムが使用されます。

    NIS ベースのユーザーとして PureMessage をインストールする場合、PATH に対応するユーザーおよびグループ操作ユーティリティがあるかどうかを確認します。

  • uudecode または perl:uudecode はすべてのサポートされているプラットフォームで使用可能です。このプログラムは 「bootstrapping」のための初期のインストーラスクリプトによって使用されます。uudecode がない場合、Perl (バージョン 4 以降)が使用されます。どちらも使用できない場合、GNU sharutils パッケージをhttp://directory.fsf.org/sharutils.html からインストールできます。