ポリシーエンジン

ポリシーとは、Sieve 言語を使用して構築され、PureMessage のフィルタリング方法を定義します。PureMessage は複数のポリシースクリプトを使用するように設定可能ですが、デフォルトでは 1つのみを使用します。デフォルトで、ポリシースクリプトは PureMessage インストールディレクトリの下の /opt/pmx/etc/policy.siv に保存されます。

ポリシーはルールによって構成され、ルールはテストとアクションで構成されています。ポリシーがメッセージを処理する際に、設定されている順序でルールがメッセージに対して実行されます。

PureMessage Manager の「Policy」(ポリシー) タブ、または pmx-policy コマンドラインプログラムを使用してポリシーを設定します。PureMessage のインストール中に、デフォルトポリシーがインストールされ有効になります。デフォルトのポリシー設定は PureMessage ライセンスによって異なります。たとえば、PureMessage Virus コンポーネント用のライセンスを持たない場合、ウイルスチェックルールは設定されません。

「テスト」は、一致した場合にはアクションが実行されるようになる、メッセージの特徴を定義します。1つのルールに複数の条件を設定できます。

「アクション」はルールの一部で、テストで一致した場合または一致しなかった場合に、そのメッセージにどのように対処するかを決定します。複数のアクションを指定できます。

Manager の「Policy」(ポリシー) タブにあるオプションを使用して PureMessage ポリシーを変更できます。ルール項目をクリックすると、新しい「Rule」(ルール) ページが開かれ、設定変更が可能なフィールドが表示されます。また、「see the source」(ソースを参照) をクリックするとポリシーインターフェースを構成する Sieve コードが表示されます。Sieve コードは、Manager から直接編集できます。ポリシーの編集については、「PureMessage Manager レファレンス」および「管理者レファレンス」をご覧ください。

PureMessage には、PureMessage ポリシースクリプトに組み込み可能な Sieve コードおよびスクリプトを格納する「Policy Repository」(ポリシーリポジトリ) があります。デフォルトで、リポジトリには多数の汎用コードが含まれており、「Policy Repository」(ポリシーリポジトリ) と PureMessage ポリシー間で相互にコピーおよび貼り付けが可能です。