演算子

一致演算子によって、メッセージ特性とテスト式との比較の種類が決まります。一致演算子によって、テスト式として入力するデータの特性が決まります。

使用可能な一致演算子は、テストするメッセージ特性の種類によって、文字列とリストか数値式です。たとえば、テストでメッセージコンポーネントのサイズを分析する場合は、演算子のリストに数値式が含まれます。テストでメッセージのテキストを分析する場合は、演算子のリストに文字列とリストの式が含まれます。

選択した演算子によって、テスト式の入力用に表示されるテキストボックスの種類が異なります。たとえば、一致演算子の「Is a member」(~のメンバーである) を選択すると、ドロップダウンリストが表示され、そこからポリシーのテスト式のリストを選択できます。「Matches regex」(正規表現と一致) を選択すると、テキストボックスが表示され、テスト式として正規表現を入力します。「Is under」(~より小さい) を選択すると、テキストボックスが表示され、数字を入力できます。

一致演算子 - 文字列とリスト

  • Contains」(~を含む):選択したメッセージ特性を、指定したテスト式と比較し、メッセージ特性内にテスト式がある場合に、アクションを実行します。
  • Does not contain」(~を含まない):選択したメッセージ特性を、指定したテスト式と比較します。メッセージ特性内にテスト式がない場合に、アクションを実行します。
  • Is」(~である):選択したメッセージ特性を、指定したテスト式と比較します。テスト式と完全一致する場合に、アクションを実行します。
  • Is not」(~ではない):選択したメッセージ特性を、指定したテスト式と比較します。テスト式と完全一致しない場合に、アクションを実行します。
  • Matches」(~と一致):ワイルドカードを使用して照合します。「?」文字は単一の文字に一致し、「*」文字は文字グループと一致します。テスト式がメッセージ特性と一致した場合に、ルールが true となります。
  • Does not match」(~と一致しない):ワイルドカードを使用して照合します。「?」文字は単一の文字に一致し、「*」文字は文字グループと一致します。テスト式がメッセージ特性と一致しない場合に、ルールが true となります。
  • Is a member of」(~のメンバーである):メッセージ特性を、指定したリスト内の項目と比較します。リストにメッセージの構成要素が見つかった場合に、アクションを実行します。
  • Is not a member of」(~のメンバーではない):メッセージ特性を、指定したリスト内の項目と比較します。リストにメッセージの構成要素が見つからなかった場合に、アクションを実行します。
  • Matches regex」(正規表現と一致):メッセージ特性を、指定した正規表現と比較し、一致した場合にアクションを実行します。たとえば、正規表現を使用して、メッセージの「Envelope to」(受信者) フィールドの内容をテストできます。ポリシールールのテストやアクションで正規表現を使用する場合は、前後にスラッシュや大かっこを付けません。ただし、コマンドラインでポリシースクリプトを手動で編集する場合は、正規表現内でバックスラッシュおよび引用符の前にバックスラッシュを付けてそれらの文字をエスケープする必要があります(PureMessage Manager では自動的にこれらの文字がエスケープされます)。下記に例を示します。
    • 正しい例
      if (header "foo" :re "bar") if (header "content-type" :re
                                      "text\\/plain")
    • 誤った例
      if (header "foo" :re "/bar/") if (header "content-type" :re
                                      "text\/plain")
    PureMessage ポリシー内で正規表現を使用する方法の詳細については、「正規表現入門」をご覧ください。
  • Does not match regex」(正規表現と一致しない):メッセージ特性を、指定した正規表現と比較し、一致しない場合にアクションを実行します。ポリシールールのテストやアクションで正規表現を使用する場合は、前後にスラッシュや大かっこを付けません。円記号文字で円記号と引用符をエスケープする必要があります。ポリシーテスト内の正規表現の使用例については、上記の「Matches regex」(正規表現と一致) をご覧ください。PureMessage ポリシー内で正規表現を使用する方法の詳細については、「正規表現入門」をご覧ください。

一致演算子 - 数字

数値演算子は、指定したメッセージ特性の数値を、式テキストボックスに入力した数字と比較します。数値演算子には、大なり (>)、以上 (>=)、小なり (<)、以下 (<=)があります。

メッセージ構成要素のサイズを分析する場合、デフォルトの測定単位はバイトです。サイズを別の測定単位で分析するには、テスト式テキストボックスに入力した数字に K (キロバイト)、M (メガバイト)、または G (ギガバイト) を付けます。