レポートの説明
PureMessage は重要なパフォーマンス統計に関するグラフィカル表示のレポートを作成します。このレポートは事前に定義しておきます。これらのレポート機能を使用するには、PostgreSQL データベースが有効になっている必要があります。PureMessage によって提供されるレポートは以下です。
「Attachment size」(添付ファイルのサイズ)
添付ファイルのサイズを対数分布の形式によるグラフで表示します。
「Attachment type」(添付ファイルのタイプ)
「Disc Usage」(ディスク使用率)
PureMessage によって使用されるディスクスペースの割合をホストごとにキロバイト単位で表示します。
「Memory Usage」(メモリ使用率)
PureMessage によって使用されるメモリ量をホストごとにキロバイト単位で表示します。
「Message Categories」(メッセージカテゴリ)
スパム、ウイルス、またはその他 (ウイルスまたはスパムではない) として検出されたメッセージ数を表示します。PureMessage では、1つのメッセージがスパムと同時にウイルスを含んでいる場合、そのメッセージはウイルスの合計数の方にのみカウントされます。デフォルトでは、スパム確率が 50% を上回る場合、そのメッセージはスパムと見なされます。
「Rejected MTA Connections」(拒否された MTA 接続)
MTA レベルの IP ブロッキングが原因で拒否された接続の数を表示します。
「OS Health」(OS の稼働状態)
種類の値が表示され、CPU の使用率を10倍したものと、平均負荷を 100倍した値が表示されます。
「Overall Spam and Virus Count」(スパム数およびウイルス数の概要)
受信されたスパムメッセージの総数とウイルスに感染したメッセージの総数を表示します。
「Messages Blocked by the Policy」(ポリシーによってブロックされたメッセージ数)
「Message is from Blocked IP」(ブロックされた IP からのメッセージ) のポリシーテストに適合したメッセージ数を表示します。これらのメッセージは、別のポリシーアクションがルール内で使用されている場合でも「Blocked」(ブロックされたメッセージ) としてレポートされます。
「Policy Mark Hits」(ポリシーへのマーキング数)
メッセージログにあるキーのカウント回数を表示します。特定のポリシールールにログマーキングのアクションが追加された場合、それらのルールが適用された回数を把握するのに、このレポートを使用できます。
「Quarantine Size」(隔離ディレクトリのサイズ)
追加されたメッセージの数が示され、隔離ディレクトリの増加率を把握できます。また、このレポートでは、ローカルの隔離ディレクトリの現在のサイズ (キロバイト単位) と隔離されたメッセージの総数を表示します。
「Number of Releases」(取り出されたメッセージ数)
隔離ディレクトリから取り出されたメッセージ数を表示します。これによって現在のエンドユーザーのアクティビディを把握し、隔離ディレクトリから取り出されたメッセージ数に関して大きな変化があった場合などにフィルタリング方法の変更を検討する目処にすることができます。
「Rule Hit Rates」(ルールとの一致率)
さまざなスパムルールに適合した頻度を表示します。使用環境内のシステムに関する特定のスパムルールに対応する数値 (weight) を調整する場合に、このレポートを活用できます。これらのルールは、Sophos から送られてくる PureMessage アップデートに含まれています。
「Spam Range Volumes」(スパムスコア別のメッセージ数)
スパムスコアの範囲別に含まれるメッセージ数をパーセンテージで表示します。隔離ディレクトリに隔離されたメッセージ数や隔離されずに配信されてしまったスパム数を最小限にするために、このレポートを活用してポリシー設定を変更するのに活用できます。スパムの可能性があるメッセージをスパムスコアの値の範囲別に分類しています。
「Top Other Relays」(最多のその他のリレー)
最も多くのその他のメッセージ (スパムまたはウイルスのどちらにも分類されないメッセージ) を処理したリレーを数が多い順に表示します。許可されたホストに追加する必要のある他のリレー (パートナーなど) をこのレポートでハイライト表示して、スパムフィルタリングのパフォーマンスの細かな設定作業に役立てることができます。
「Top Relays」(最多リレー)
メールが経由しているリレーサーバーを、メール数が多い順に表示します。
「Top Releasers」(最も多くのメッセージを取り出したユーザー)
最も多くのメッセージを取り出したユーザーを表示します。
「Top Spam Recipients」(最多スパム受信者)
最も多くのスパムを受信者したユーザーを、検出されたスパムメッセージ数が多い順に表示します。このレポートを活用して、どのユーザーが多量のスパムを受信しているかを理解することで、ユーザーグループまたは特定のユーザーに対してスパムのフィルタリングを強化するカスタムのポリシールール作成できます。
「Top Spam Relays」(最多スパムリレー)
メールが経由しているリレーサーバーを、検出したスパムメッセージ数が多い順に表示します。
「Top Spam Senders」(最多スパム送信者)
メールの送信者を、検出したスパムメッセージ数が多い順に表示します。
「Top Virus Relays」(最多のウイルスリレー)
メールが経由しているリレーサーバーを、検出したウイルスメッセージ数が多い順に表示します。
「Top Virus Types」(最多ウイルスタイプ)
メッセージ内に見つかった (ウイルス ID によって分類された) ウイルスタイプを表示します。ID 別の最新のウイルスの詳細については、Sophos の「最新のウイルス定義ファイル」ページをご覧ください。