カスタムのグループポリシーリストおよびルールを作成する

Groups Web Interface の「設定」タブには、指定したメールアドレスおよびドメインを処理するポリシー内容の決定に使用できる、いくつかのデフォルトのリストが含まれていますが、カスタムリストを作成することもできます。

リストがデフォルトのリストであるか、カスタムのリストであるかにかかわらず、この手順の 2番目の部分で説明されているように、リストは PureMessage のポリシーでルールと組み合わされる必要があります。

このチュートリアルのステップでは、「offensive」(不快な表現) のリストを作成し、ポリシーはこのリストを使用してリストで指定されているキーワードを含むメッセージを隔離します。PureMessage Manager を使用して、不快な言葉を含むメッセージに対するグループに固有のポリシールールを設定します。該当するメッセージは「offensive」(不快な表現) という理由で隔離されます。最後に「offensive」(不快な表現) に関するオプションを隔離の検索条件に追加すると、グループ管理者は不快な表現を含むという理由で隔離されたメッセージを検索できるようになります。

このステップとステップ 6 および 7 では、PureMessage Manager のポリシーコンストラクタを使用してポリシースクリプトを編集する必要があります。最初に、既存のポリシーのバックアップを作成しておき、このチュートリアルの終了後には元に戻せるように準備しておくことをお勧めします。

最初にポリシーのバックアップを行います。Manager の「Policy」(ポリシー) タブで、サイドバー上の「Backups」(バックアップ) の横にある「Create」(作成) をクリックします。日付と時刻に関する情報を含むバックアップエントリが表示されます。

  • カスタムリストを作成するには
    1. コマンドラインで、「pmx」ユーザーとして以下を実行します。
      pmx-group-list --add --id offensive-words-per-group --name "Offensive Words (per group)"\
          --description "Offensive Words" --match-type contains
    2. pmx-profile sync-from-db を実行します。

      割り当てられた名前のリストは、/opt/pmx/etc に追加され、リストデータは etc/multilists.conf に追加されます。pmx-group--view-perm オプションと併せて使用する場合、このリストは有効/無効に設定が可能な権限の中に表示されます。

    3. グループ管理 Web インターフェースを実行している各サーバーに対しては、コマンドラインで以下を実行します。
      pmx-httpd restart

      リストはグループ管理者が次回「Configuration」(設定) タブを表示する際にアクセスが可能になります。

  • 関連するポリシールールを作成するには
    1. PureMessage Manager で「Policy」(ポリシー) タブをクリックします。

      デフォルトの PureMessage ポリシーがコンストラクタモードで表示されます。

    2. ページの左下部で、「add main rule」(メインルールを追加) をクリックします。

      新規ルールを作成するためのコントロールのセットが表示されます。

    3. テキストボックスおよびドロップダウンリストを使用して下記の設定内容に一致するテストを作成します。「add action」(アクションを追加) をクリックして、表示されているドロップダウンリストのオプションを選択して新しいルールの設定を完了します。


    4. Save」(保存) をクリックします。
    5. Cut」(切り取り) をクリックします。
    6. 既存のポリシールールである、「Quarantine mail containing suspicious attachments」(疑わしい添付ファイルを含むメールを隔離) をクリックします。

      このルールの詳細が表示されます。

    7. Paste」(貼り付け) をクリックします。

      Check for offensive content (per group)」(不快な表現をグループごとにチェック) ルールが既存のルールに追加されます。

    8. Save」(保存) をクリックします。
  • 「offensive」(不快な表現) を隔離する検索オプションを作成するには
    1. コマンドラインで、「pmx」ユーザーとして以下を実行します。
      pmx-group --add-perm --permission quarantine.reason.offensive

      権限が追加されたことを伝えるメッセージが表示されます。「Offensive」(不快な表現) という理由が「Search」(検索) タブの「Search Parameters」(検索パラメータ) サイドバーの 「Reason」(理由) のドロップダウンリストに表示されます。

詳細については、「グループリストを作成する」、「カスタム理由を追加および削除する」、pmx-group-list の man ページ、および pmx-group の man ページをご覧ください。

PureMessage ポリシー設定の詳細については、「管理者レファレンス」の「ポリシー設定」および「PureMessage Manager レファレンス」の「ポリシー」をご覧ください。

続いて、pmx-group コマンドを使用してグループポリシー設定を追加し、設定をグループ固有のポリシールールと関連付けます。