不適切な通信による負荷を低減させるポリシーを実装するルールを設定できます。以下のルールでは、内部ソースが送信元のメッセージについて不快な表現の定義済みリストに対照させて確認を行い、不快な表現を含むメッセージをすべて隔離します(この例ではデフォルトの PureMessage ポリシー設定を使用していることを前提としています)。
「Offensive Words」(不快な表現) のリストは、企業における通信において許容できない内容と通常考えられる数百の語句で事前に定義されています。「Offensive Words」(不快な表現)のリストを使用するルールを作成する前に、リストの内容を確認して、組織に特有な語句を追加し、適用されない語句は削除します。
以下のテストでは PureMessage Policy バンドルの一部である「Message contains word or phrase」(特定の語句を含むメッセージ) テストを使用します。Policy モジュールのライセンスがない場合、「Offensive Words」(不快な表現) のリストも使用し、Anti-Spam ライセンスに含まれている、「Message has offensive content」(不快な表現の内容を持つメッセージ) のテストを使用します。
PureMessage Manager を使用して「不快な表現についてメッセージを確認する」ルールを作成するには
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「Policy」(ポリシー) タブのサイドバー上にある「Backups」(バックアップ) というテキストの横にある「Create」(作成) リンクをクリックします。
現在のポリシーのバックアップが作成されます。現在の日付と時刻を記録したバックアップエントリがサイドバーの「Backups」(バックアップ) セクションに表示されます。
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PureMessage には不快な語句の定義済みのリストが含まれています。このリストの内容を参照するには、「Policy」(ポリシー) タブのサイドバーの「Lists」(リスト) セクションにある「Offensive Words」(不快な表現) をクリックします。
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現在のポリシーを表示するには、「Policy」(ポリシー) タブのサイドバーにある「Policy Rules」(ポリシールール) をクリックします。
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「Mail from internal hosts」(内部ホストからのメール) をクリックします。
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「add rule」(ルールを追加) リンク (「Execute actions and rules」(アクションおよびルールを実行) の横) をクリックします。これによって PureMessage ポリシーの「Internal Hosts」(内部ホスト) セクションの下に新しいルールが作成されます。
- テストを設定する
- 「(New Rule)」(新しいルール) のテキストを「Check for Offensive Word」(不快な表現についてメッセージを確認する) に変更します。
- 「Tests」(テスト) のドロップダウンリストから、「Message contains word or phrase」(特定の語句を含むメッセージ) を選択します。「Is a member of」(~のメンバーである) を演算子として選択して、「Offensive Words」(不快な表現) を使用可能なリストから選択します。
- アクションを設定する
- 「add action」(アクションを追加) をクリックします。これによってアクション設定テンプレートが作成されます。
- 「Execute actions and rules」(アクションおよびルールを実行) のドロップダウンリストで、「Quarantine the message」(メッセージを隔離) を選択します。
- 「(Quarantine Reason)」(隔離の理由) の右側にあるテキストボックスに「Offensive Word」と入力します。
- 2番目のルールのドロップダウンリストで、「Stop processing」(処理を停止) を選択します。
- 「Save」(保存) をクリックします。
- 「Commit」(確定) リンクをクリックして、使用中のポリシースクリプトをアップデートします。PureMessage によって Milter が古い設定で実行されていることを知らせるメッセージが表示されます。Milter は再起動しないでください。

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新しいポリシーをテストする:Milter が再起動されていないため、元のポリシーが使用されています。このため、新しいポリシーは「ライブ」に設定せずにテストできます。
- 「Policy」(ポリシー) タブのサイドバーにある「Test Current Policy」(現在のポリシーをテストする) をクリックします。
- メッセージのソーステキストボックスに「adult site」と入力します(デフォルトのリレータイプは通常必要になる「Internal」(内部) です)。
- 「Test」(テスト) をクリックします。テストの実行およびテストの結果が表示されます。テストメッセージの「Delivery Actions」(配信アクション) は「quarantine: Offensive Word」(隔離: 不快な表現) であることにご注意ください。
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新しいポリシーで問題ない場合、「Restart now」(今すぐ再起動) をクリックして Milter を再起動し、新しいポリシーをライブに設定します。元のポリシーを復元する場合、バックアップのリンクをクリックして、「OK」をクリックします。
ポリシースクリプト
ポリシースクリプトを編集して不快な表現についてメッセージを確認するルールを作成するには
if pmx_virus {
# attr NAME=Allow unscannable messages to pass through
if pmx_virus_cantscan {
keep;
stop;
}
reject "One or more viruses were detected in the message.";
stop;
}
# attr NAME=Check for Offensive Words
elsif pmx_phrase :memberof ["offensive-words"] {
pmx_quarantine "Offensive Word";
stop;
}
コマンドラインからのポリシースクリプト変更の詳細については、ポリシースクリプトのチュートリアルをご覧ください。
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