「Custom Install」(カスタムインストール) オプションを使用した PureMessage 設定の例を下記に説明します。その他の例については、「サーバー導入オプション」をご覧ください。
このインストールでは、1台目のサーバーが Centralized Server Manager ロール、Database Server ロール、および EUWI Server ロールを実行します。2台目のサーバーは MTA ロールおよび Mail Filter ロールの両方を実行します。
重要
- カスタムインストールの場合、Centralized Server Manager ロールをまず最初にインストールして実行し、続いて、Database Server ロールをインストールして実行する必要があります。追加サーバーへロールをインストールする場合、必ずこの後に実行する必要があります。
- MTA ロールは (この例で説明しているように) メールサーバーとして使用する予定のセントラルサーバーとエッジサーバーの両方にインストールすることをお勧めします。Centralized Server Manager ロールがインストールされているサーバーとは別のサーバーに MTA ロールをインストールする場合、セントラルサーバーがメールサーバーへ管理関連の通知と隔離から取り出されたメッセージを送信できるように、メールサーバーのホスト名およびポート番号を指定する必要があります。カスタムインスールの手順の一部でホスト名とポート情報を提供するように要求されます。
- 複数のサーバーでも整合性の高いレポートを得るために、ntpd で ntp 同期を使用してシステムクロックがすべてのサーバーで同じになるようにします。また、正確なレポートのためにすべてのサーバーが同じタイムゾーンに設定される必要があります。
- 配置した各サーバーの PureMessage ユーザーには、同じユーザー名を指定することをお勧めします。別のユーザー名を使用する場合、手動で DSN 文字列を設定する必要があります。
この複数サーバー設定をインストールするには、以下の順番で手順を実行します。
-
最初のサーバーを設定するには
- ディストリビューションを入手する。詳細については、「PureMessage for UNIX をインストールする」の「PureMessage のディストリビューションを入手する」をご覧ください。
- PureMessage インストーラを起動する。コマンドラインで以下を入力します。
sh puremessage-<VersionNumber>-<Platform>.sh
上記のコマンドおよびその他のすべてのインストールコマンドでは、該当するバージョン番号および OS を入力します。
注
PureMessage では正規のソフトウェアおよびデータアップデートを確認するために証明書の認証を行っています。最大限に警戒が必要な場合、インストールスクリプト自体を検証できます。詳細については、「PureMessage インストーラを認証する」をご覧ください。
- 「Welcome to PureMessage.Proceed with installation?」(PureMessage へようこそ。インストールを続行しますか?)PureMessage インストールを続行するには 「
y
」(yes) を押してから
Enter
キーを押します。
- PureMessage インストールのためのディレクトリを入力する。PureMessage および関連サポートファイルをインストールするディレクトリを指定します。ディレクトリには最低 500MB の空き容量が必要です。PureMessage 隔離エリアに保存されるログファイルおよびメッセージのために追加スペースが必要です。
プロンプト画面で保存先を入力し、
Enter
キーを押します。デフォルト設定で保存先は /opt/pmx/ です。
Enter
キーを押してデフォルトのインストール先を選択します。
- Sophos エンドユーザー使用許諾契約書に同意する。
Page Up
および
Page Down
キーを使用してユーザー使用許諾契約書を参照します。コンソールウィンドウのサイズを変更しないようご注意ください。
Tab
キーを押して、「I accept the licensing terms」(使用許諾契約の条項に同意します) ボックスにカーソルを移動します。「
y
」(yes) を押して、ライセンス条件を承諾します。
Tab
キーを押して「OK」を選択し、
Enter
キーを押します。
- 「Custom Install」(カスタムインストール) オプションを選択する。「Custom Install」(カスタムインストール) を選択して、
Enter
キーを押します。
- 1台目のサーバーロールを選択する。1台目のサーバーのロールを以下から選択します。
- Centralized Server Manager
- Database Server
- EUWI (End User Web Interface) Server/Groups Web Interface Server
- MTA (Mail Transfer Agent)
上下矢印キーを使用して、これらのサーバーロールをハイライト表示します。
y
(yes) を押してロールを選択します。
Tab
キーを押して、「Install these roles」(これらのロールをインストール) をハイライト表示して、
Enter
キーを押します。
- 一連の質問に答える。コンソールウィンドウに表示される指示に従います。質問は選択したサーバーロールによって異なります。インストーラの指示に従って残りのインストール処理を行います。各ステップの終了後、
Tab
キーを押して <Next Question> をハイライト表示し、
Enter
キーを押します。処理中にいつでも前の質問に戻ったり、メインのインストールメニューへ戻ることができます。現在表示されているインストールオプションに関する情報は、インストーラの右領域内のドキュメントをご覧ください。
- PureMessage を起動する。pmx start コマンドを実行します。
-
2番目のサーバーを設定するには
- ディストリビューションを入手する。詳細については、「PureMessage for UNIX をインストールする」の「PureMessage のディストリビューションを入手する」をご覧ください。
- CSM および PostgreSQL サーバーが起動していることを確認する。Centralized Server Manager ロールと Database Server ロールの両方が 1台目のマシン上で実行されていない限り、2台目のサーバーでのインストールは成功しません。
- インストーラを起動する。コマンドラインに以下を入力します。
sh puremessage-XXXX-linux.sh
- 「Welcome to PureMessage.Proceed with installation?」(PureMessage へようこそ。インストールを続行しますか?)PureMessage インストールを続行するには 「
y
」(yes) を押してから
Enter
キーを押します。
- PureMessage インストールのためのディレクトリを入力する。PureMessage および関連サポートファイルをインストールするディレクトリを指定します。ディレクトリには最低 500MB の空き容量が必要です。PureMessage 隔離エリアに保存されるログファイルおよびメッセージのために追加スペースが必要です。
プロンプト画面で保存先を入力し、
Enter
キーを押します。デフォルト設定で保存先は /opt/pmx/ です。
Enter
キーを押してデフォルトのインストール先を選択します。
重要
PureMessage のインストールディレクトリの
/opt/pmx/ の下にあるすべてのディレクトリは移動しないでください。
postfix、
postgres などのディレクトリには、PureMessage のアップデートに必要なバイナリファイルおよびライブラリが含まれます。これらのディレクトリを移動したり、シンボリックリンクを設定した場合、アップグレードが失敗する原因になる可能性があります。
- Sophos エンドユーザー使用許諾契約書に同意する。上下の矢印キーを使用してユーザー使用許諾契約書を参照します。コンソールウィンドウのサイズを変更しないようご注意ください。
Tab
キーを押して、「I accept the licensing terms」(使用許諾契約の条項に同意します) ボックスにカーソルを移動します。「
y
」(yes) を押して、ライセンス条件を承諾します。
Tab
キーを押して「OK」を選択し、
Enter
キーを押します。
- 「Custom Install」(カスタムインストール) オプションを選択する。
Tab
キーを押して「Custom Install」(カスタムインストール) を選択し、
Enter
キーを押します。
- 2台目のサーバーのロールを選択する。2台目のサーバーのロールを以下から選択します。
- MTA (Mail Transfer Agent)
- Mail Filter
上下矢印キーを使用して、これらのサーバーロールをハイライト表示します。
y
(yes) を押してロールを選択します。
Tab
キーを押して、「Install these roles」(これらのロールをインストール) をハイライト表示して、
Enter
キーを押します。
- 一連の質問に答える。コンソールウィンドウに表示される指示に従います。質問は選択したサーバーロールによって異なります。
- MTA を開始する。インストールを完了してインストーラを終了した際には、PureMessage で使用する MTA (mail transfer agent) を開始する必要があります。インストール時に Postfix または sendmail を選択している場合、PureMessage Manager またはコマンドラインから MTA を開始できます。
- Manager:「Local Services」(ローカルサービス) タブの「Background Services」(バックグランドサービス) の下で、SMTP サービスの横のチェックボックスを選択し、「Start」(開始) をクリックします。
- コマンドライン:pmx ユーザーとして、pmx-service start smtp を実行します。
既存の MTA で PureMessage を使用する必要がある場合、「スタートアップガイド」の「インストール後の作業」セクションの「外部 MTA を設定する」をご覧ください。
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