PostgreSQL 8 以降にアップデートする
バージョン 5.5 以降、PureMessage には、PostgreSQL の機能強化されたバージョンが含まれています。PureMessage の以前のバージョンから PureMessage 5.5 以降にアップグレードする場合、PostgreSQL の新規バージョンがインストールに追加されますが、デフォルトでは無効になっています。
PureMessage を PostgreSQL 8 以降と共に使用し始めるには、pmx-pg-migrate を使用して最初に PostgreSQL の旧バージョンから新規バージョンへデータを転送する必要があります。
移行手順に従いながら、(root ユーザーとして) pmx-pg-switch を実行して、PureMessage が PostgreSQL の新規バージョンを使用するように設定します。
移行を開始する前に、PureMessage を停止して PureMessage データベースサーバーが (ソフォス サポートデータベースの「PureMessage for UNIX: PostgreSQL 7.4 をチューニングする (PureMessage 5 以降)」で説明されているように) 最低限の共有メモリの割り当てを持っているかどうかを確認します。
また、移行を実行する前にデータのバックアップを作成するために十分なディスク容量があることを確認します。データは移行時に作成される一時ディレクトリ (デフォルトでは、/opt/pmx/home/) に保存されます。データベースのサイズによって、移行にかかる時間は異なります。
PostgreSQL 7.4 から 8 以降にアップグレードするには
PostgreSQL 8 の pg_xlog は、PostgreSQL 7.4 の pg_xlog への下位互換性はありません。PostgreSQL 8 の pg_xlog への symlink があり、PostgreSQL 7.4 へロールバックを選択している場合、pg_xlog をリセットする必要があります。
PostgreSQL 7.4 へのロールバック時にトランザクションログをリセットするには以下を実行します。
$ rm /disk2/pg_xlog/* #既存の PostgreSQL 8 トランザクションログを削除します
$ /opt/pmx/postgres-7.4.8/bin/pg_resetxlog -f #pg_xlog を PostgreSQL 7.4 と互換性を持たせます