Postfix コンテンツフィルタリングを設定する

PureMessage は、コンテンツフィルタリングが有効な Postfix のすべてのバージョンと連動します。Postfix のコンテンツフィルタリングのメカニズムでは、メッセージを SMTP を経由して PureMessage に転送します。その後、PureMessage は、メッセージを修正したり、Postfix へ戻したり、メッセージの隔離、または PureMessage ポリシーに基づいたその他のアクションを実行できます。

Postfix コンテンツフィルタリングを設定するには

  1. Local Services」(ローカルサービス) タブにある「Background Services」(バックグラウンドサービス) テーブルで、「SMTP (Postfix)」をクリックします。

    Postfix Status」(Postfix のステータス) ページが表示されます。

  2. サイドバーメニューの「Content Filtering Configuration」(コンテンツフィルタリング設定) をクリックします。

    Postfix Content Filtering」(Postfix コンテンツ フィルタリング) ページが表示されます。

  3. 必要に応じて「Settings」(設定) テーブルにあるテキストボックスを変更します。

    以下のテキストボックスが表示されます。

    • Host」(ホスト):PureMessage が Postfix 接続を受信するインターフェースです。PureMessage が Postfix と同じホスト上で実行されている場合、これは localhost に設定する必要があります。Postfix と同じホスト上で実行されていない場合、PureMessage が実行されている完全修飾ホスト名またはホストの IP アドレスを指定します。ここで使用する値は、「SMTP Talk Port」(SMTP 発信ポート) のホスト部分に対応している必要があります (詳細は「基本 Milter 設定を編集する」をご覧ください)。
    • Port」(ポート):PureMessage が Postfix の受信接続に使用するポートです。デフォルトは 10025 です。ここで使用する値は、「SMTP Talk Port」(SMTP 発信ポート) のポート部分に対応している必要があります (詳細は「基本 Milter 設定を編集する」をご覧ください)。
    • Forward Host」(転送ホスト):PureMessage がフィルタリングしたメールを送信するホストです。「Host」(ホスト) オプションと同様に、PureMessage と Postfix が同一のホストで実行されている場合、これは localhost に設定される必要があります。ここで使用する値は、「SMTP Listen Port」(SMTP 受信ポート) のホスト部分に対応している必要があります (詳細は「基本 Milter 設定を編集する」をご覧ください)。
    • Forward Port」(転送ポート):PureMessage がメッセージを Postfix に送り返す際に使用するポートです。デフォルトは 10026 です。ここで使用する値は、「SMTP Listen Port」(SMTP 受信ポート) のホスト部分に対応している必要があります (詳細は「基本 Milter 設定を編集する」をご覧ください)。
    • Concurrency」(同時起動数):システムがフィルタリングのタスクをスケジュールする効率を決定します。この値を大きくすると一般的にはメッセージ処理の遅延が少なくなる傾向がありますが、スケジューリングを行う手間と消費するメモリ量が多くなります。この値は、システムの CPU の数の増加に応じて増やす必要があります。10 以上の値で、CPU の数の 3倍の値を指定することをお勧めします。
  4. Save」(保存) をクリックします。
  5. Postfix サービスを再起動して変更を適用します。