スパム対策オプションを設定する

全体に関係するさまざまなスパム対策オプションおよび特定のスパム対策特性グループのオプションを設定することができます。

スパム対策オプションを設定するには

  1. Policy」(ポリシー) タブのサイドバーにある「Anti-Spam Options」(スパム対策オプション) をクリックします。

    Anti-Spam Options」(スパム対策オプション) ページが表示されます。

  2. Options」(オプション) テーブルで、必要に応じて次のテキストボックスを変更します。
    • Maximum Bytes to Scan」(検索する最大バイト数):チェックするメッセージ本文の最大サイズ (単位はバイト) を指定します。デフォルト値は 10,240 バイトです。
    • Disable non-relay checks?」(最初のリレー先以外のチェックを無効):ドロップダウンリストから「Yes」(はい) または「No」(いいえ) を選択します。デフォルト設定は「No」(いいえ) です。

      Yes」(はい) に設定すると、最初に受信したヘッダ (メッセージに返答するために最後のサーバーが書き込んだものです。) だけが DNS チェックを受けます。その結果、パフォーマンスが向上すると同時に誤検知が減少します。「Trusted Relay IPs」(信頼できるリレーの IP) リストで定義された信頼できるリレーが、一部の DNS チェックの対象外とされるからです。「Edit trusted-relays」(信頼できるリレーを編集) をクリックして、「Trusted Relay IPs」(信頼できるリレーの IP) リストを編集します。

    • Disable All Network Checks?」(すべてのネットワークチェックを無効):ドロップダウンリストから「Yes」(はい) または「No」(いいえ) を選択します。デフォルト設定は「No」(いいえ) です。

      Yes」(はい) に設定した場合、あらゆるタイプのネットワークチェックが無効にされます。DNS 逆引き検索やその他の DNS チェックも含まれます。「No」(いいえ) に設定した場合、「Anti-Spam Rules」(スパム検出ルール) ページでネットワークチェックルールを個別に有効または無効にすることができます。

    • Acceptable Character Sets」(受け入れ可能な文字セット):使用できる文字セットのリストから複数選択します。そのためには、Ctrl キーを押しながら「安全」と思われる文字セットをクリックしていきます。

      一部のスパム検出ルールは、メッセージの文字セットに基づいて適用されます。選択された「安全」文字セットは、このルールグループから除外されます。デフォルトの文字セットは、システムの LANG 環境変数から読み込まれます。使用できる文字セットは次のとおりです。

      • 中国語 (簡体字と繁体字):(zh)
      • キリル言語:(ru、uk、tj、be、bg、および ka)
      • 韓国語:(ko)
      • 日本語:(ja)
      • タイ語:(th)
      • 英語:(en)
  3. Options(オプション) テーブルで必要な変更を完了したら、「Save」(保存) をクリックします。
  4. Anti-Spam Feature Groups」(スパム検出特性グループ) テーブルで、次のようにして目的の特性グループとルールを有効に設定します。
    1. 有効または無効にする機能グループ名をクリックします。
      多くの場合、「Adaptive Message Classification」(適応型メッセージ分類) 特性グループを有効にしても、スパムフィルタリングの正確性が大幅に向上することはありません。セットアップおよび保守に追加の手間がかかるばかりでなく、スパムとスパムではないメッセージの定義の範囲が多様な組織においては通常あまり効果的ではありません。SophosLabs によって提供されるルールとデータのアップデートを使用して、検出されなかったスパムや誤検知を分析のためにソフォスに提出することが一般的には最善の方法です。適応型トレーニング分類は、スパムとスパムでないメッセージを区別するパータンが平均よりも大幅に明確であるような組織で使用されることを目的としています。

      Anti-Spam Options: <feature group>」(スパム対策オプション: <特性グループ>) ページが表示されます。

    2. Enabled」(有効) ドロップダウンリストを使用して、この特性グループを「Enabled」(有効) にするのかそれとも「Disabled」(無効) にするのかを指定します。
    3. この特性グループを有効にしても、特性グループ内のどのルールを使用するのかを指定するには、「Properties」(プロパティ) テーブルの最下部にある「Rules」(ルール) をクリックします。

      その特性グループの「Anti-Spam Rules」(スパム検出ルール) ページが表示されます。

    4. Enabled」(有効) または「Disabled」(無効) にするルールの名前をクリックして、表示されるドロップダウンリストから使用法を設定します。有効または無効にするルールごとにこの手順を繰り返します。次に、ルールのリストの下にある「Save」(保存) をクリックします。

      Anti-Spam Rules」(スパム検出ルール) ページが、ルールがすべて表示されたリストと共に再表示されます。

  5. Anti-Spam Options」(スパム対策オプション) ページに戻り、変更する特性グループごとに上の手順 a.~d. を繰り返します。
  6. ページ最上部にある「Restart now」(今すぐ再起動) ボタンをクリックして、「Milter (Policy)」(Milter (ポリシー) サービスを再起動します。