詳細な隔離の照会を実行する
隔離に関する詳細な照会を実行するには
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「Manage Quarantine」(隔離管理) ページで「Advanced Mode」(詳細モード) の照会を使用していることを確認します。
「Advanced Mode」(詳細モード) の照会には 15個を超える照会パラメータが含まれます。
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「Specify query parameters」(照会パラメータ) の入力フォームに検索条件を入力します。
- 「Recipient」(受信者):入力された値は以下のメッセージヘッダの内容に対してテストされます。
env_to
、To
、Cc
、Bcc
、Resent-To
、Resent-Cc
、およびResent-Bcc
があります。(メッセージのコンテンツにあるTo
の値は、変更されていることが多いためテストされません。)% 記号をワイルドカードとして使用して、アドレスコンポーネント内のあらゆる文字セットと適合させることができます。ワイルドカードを使用する場合、アドレスに含まれる「@」記号は指定する必要があります。たとえば、以下の検索では
john.doe@example.com
が返されます。%@example.com john.%@example.com %.doe@example.com john.doe@example.% %@% john.%@%.com john.doe@%
- 「Sender」(送信者):入力された値は以下のメッセージヘッダの内容に対してテストされます。
env_from
、From
、Sender
、Reply-To
、Resent-From
、およびResent-Sender
です。(メッセージのコンテンツにある From の値は、変更されていることが多いためテストされません。)% 記号をワイルドカードとして使用して、アドレスコンポーネント内のあらゆる文字セットと適合させることができます。ワイルドカードを使用する場合、アドレスに含まれる「@」記号は指定する必要があります。たとえば、以下の検索では
john.doe@example.com
が返されます。%@example.com john.%@example.com %.doe@example.com john.doe@example.% %@% john.%@%.com john.doe@%
- 「ID」:入力された値は以下のメッセージコンポーネントに対してテストされます。
- 「Queue ID」(キュー ID):隔離ディレクトリ内の各メッセージには、固有の「Queue ID」(キュー ID) が割り当てられます。メッセージの Queue ID を確認するには、メッセージの横にある封筒のアイコンをクリックしてから、「Quarantine Info」(隔離情報) をクリックします。特定のメッセージを参照するには、このテキストボックスにメッセージのキュー ID を入力します。
- 「Quarantine Digest ID」(隔離ダイジェスト ID):PureMessage では隔離ダイジェストを生成した際に、ダイジェストにリストされている各メッセージに ID コードが割り当てられます。
- 「Header Message ID」(ヘッダメッセージ ID):検索文字列の書式がヘッダのメッセージ ID に類似している場合 (「@」を区切り文字として含むなど)、このテキストボックスの内容は Message-ID ヘッダの値として確認されます。メッセージの
Message-ID
ヘッダを確認するには、メッセージの横にある封筒のアイコンをクリックしてから、「Message Source」(メッセージソース) をクリックします。
「ID」テキストボックスではワイルドカードはサポートされていません。
- 「Subject」(件名):このテキストボックスの内容は、隔離メッセージの件名として確認されます。メッセージの件名の行で検索文字列が見つかった場合、そのメッセージが一致したことになります。
- 「Spam Rule」(スパムルール):このテキストボックスの内容が、メッセージが違反しているすべてのスパムルールの名前に対して確認されます。いずれかのスパムルール内で検索文字列が見つかった場合、そのメッセージが一致したことになります。
- 「Custom Reason」(カスタムの理由):PureMessage ポリシーを設定して、メッセージが隔離された際に理由を添付するようにできます。デフォルトの隔離理由は「Reason」(理由) のテキストボックスで指定できます。ポリシーのデフォルトの隔離理由を変更している、またはデフォルトではない理由と共にカスタムのアクションを追加している場合、このテキストボックスでカスタムの理由を指定します。メッセージの隔離理由に検索した文字列が見つかった場合、そのメッセージが一致したことになります。
- 「Relay」(リレー):内部サーバー (「リレー」) にメッセージを渡す特定のサーバーに基づいたメッセージを選択するには、リレーのホスト名または IP アドレスを入力します。メッセージのリレー内に検索した文字列が見つかった場合、そのメッセージが一致したことになります。
- 「Milter Host」(Milter ホスト):複数の PureMessage サーバーを実行して隔離メッセージを統合している場合、このテキストボックスにホスト名を入力して、メッセージを隔離している PureMessage サーバーに基づいてメッセージを選択します。メッセージの Milter ホスト内に検索した文字列が見つかった場合、そのメッセージが一致したことになります。
- 「Maximum Age」(最大時間):このテキストボックスを使用して指定した時間内の期間、隔離されているメッセージを選択します。「Date Range」(日付の範囲) も同時に指定されている場合、このテキストボックス内の値は無視されます。
- 「Reason」(理由):すべてのメッセージを表示するか、特定の理由で隔離されたメッセージのみを表示するように選択します。1つの例外を除いて、ドロップダウンリストに含まれる理由は、デフォルトの PureMessage ポリシー バージョンで定義された理由に対応しています。承認済みのメッセージで pmx-queue によって、まだ配信されていないメッセージを検索するには、デフォルトのポリシーで使用されていなくとも、理由に「Queue」(キュー) を選択します。このことは、隔離ダイジェストに返信したユーザーによって承認されたメッセージ、EUWI から手動で承認されたメッセージ、または PureMessage ポリシースクリプト内の「Deliver immediately for」(すぐに配信する) アクションを使用して承認されたメッセージに適用されます。「Reason」(理由) のドロップダウンリストに含まれていない理由を指定するには、「Custom Reason」(カスタムの理由) のテキストボックスを使用します。
これらの理由は、ポリシーで定義されている理由に対応しています。このテキストボックス内に表示されていない理由を指定するには、「Custom Reason」(カスタムの理由) のテキストボックスを使用します。
- 「Order By」(並び順):リストを並べ替える方法を選択します。「Probability」(スパム確率) および「Probability (desc.)」(スパム確率 - 降順) の並べ替えオプションでは、メッセージのスパムスコアに従ってメッセージを昇順または降順で表示します。(ウイルスを含むメッセージなどのスパム以外の理由で隔離されたメッセージでも、スパムスコアの値を持つ可能性があるのでご注意ください。)
- 「Group By」(グループ化):類似した特性を持つ複数のメッセージを 1行にまとめて表示するには、グループ化のための値をこのテキストボックスから選択します。「Normalized Subject」(正規化された件名) では、件名の文頭と末尾にある番号とスペースを削除して、最初の 15文字によってグループ分けを行います。「Recipient」(受信者) および「Sender」(送信者) では、(
env_from
およびenv_to
の値ではなく) メッセージヘッダに保存されている送信者および受信者の値によってグループ分けを行います。 - 「Spam Probability」(スパム確率):スパム確率の特定の範囲にあるメッセージを選択するには、このテキストボックスに値の範囲を入力します。
- 「Display」(表示):ページごとに表示するメッセージの数を選択します。デフォルトは 20 メッセージです。
- 「Date Range」(日付の範囲):これらのテキストボックスを使用して、隔離された日付に基づいてメッセージを選択します。「Date Range」(日付の範囲) のチェックボックスが選択されている場合、「Maximum Age」(最大時間) のテキストボックスで選択されている値は無視されます。
- 「Recipient」(受信者):入力された値は以下のメッセージヘッダの内容に対してテストされます。
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「Run Query」(照会の実行) をクリックします。
照会パラメータに一致したメッセージのリストが表示されるか、「No indexed messages matched this query」(この照会に一致するインデックス化されたメッセージはありません) というメッセージが表示されます。照会に一致する項目がない場合、照会のパラメータを変更して、照会を再度実行してださい。
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