LDAP サーバー
Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) は X.500 規格に基づいてディレクトリサービスをクエリ/変更するためのネットワークプロトコルです。
この LDAP プロトコルを使用して、いくつかのサービスへのユーザーアクセスを制御します。具体的には、ユーザの属性やグループメンバーシップに基づいてアクセスを許可または拒否します。LDAPS (LDAP over SSL/TLS) もサポートされています。(LDAPS は、LDAP Secure、SLDAP、Secure LDAP と呼ばれることもあります。また、SSL は Secure Sockets Layer、TLS は Transport Layer Security の略です。)
全般設定
サーバー IP/ドメイン: サーバーの IP アドレスまたはドメイン。
ポート: サーバーポート。
バージョン: LDAP のバージョン。
匿名のログイン: LDAP サーバーへの匿名のログインを許可します。ユーザー名とパスワードを指定して、ユーザーをサーバーとバインドするには、この設定をオフにします。
ユーザー名: サーバーのユーザー名。LDAP 構文の DN (Distinguished Name) で指定します。例: uid=root,cn=user。
パスワード: サーバーのパスワード。
接続のセキュリティ: サーバーの接続セキュリティ。
注
暗号化を使用することが推奨されます。
- シンプル ユーザー認証情報を暗号化せずプレーンテキストとして送信します。
- SSL/TLS Secure Sockets Layer/Transport Layer Security により接続を暗号化します。
- STARTTLS 暗号化されていない接続を、接続プロセスの最中または最後に SSL/TLS にアップグレードします。デフォルトのポートが使用されます。
サーバー証明書の検証: 安全な接続の使用時に、外部サーバーで証明書を検証します。
クライアント証明書: 安全な接続の確立に使用するクライアント証明書。
注
クライアント証明書を管理するには、「証明書」に移動します。
ベース DN: サーバーのベース DN (Distinguished Name)。ベース DN とは、ディレクトリツリーのルートに対し、ユーザーを指定する基準点です。LDAP 構文の DN (Distinguished Name) で指定します。例: O=Example,OU=RnD。
ヒント
ディレクトリからベース DN を取得するには、「ベース DN の取得」をクリックします。
認証の属性: LDAP ディレクトリ検索の認証の属性。ユーザー認証の属性には、各ユーザーがリモートアクセスサービスなどによって要求されるサインイン名が含まれています。
表示名の属性: ユーザーに表示されるサーバー名。
メールアドレスの属性: ユーザーに表示される、構成済みメールアドレスの別名。
グループ名の属性: 構成されているグループ名の別名。この名前がユーザーに表示されます。
有効期限の属性: ユーザーに表示される期限日。この属性はユーザーアカウントの有効な期間を指定します。
その他のリソース