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WAN リンクマネージャ

WAN リンクマネージャでは、ゲートウェイをリンクフェールオーバーと負荷分散に対応するよう設定することができます。

ネットワーク > WAN リンクマネージャ」に移動します。

WAN ゲートウェイ: 「ネットワーク > インターフェース」で物理 WAN インターフェースを設定した場合は、ご利用の ISP リンクに基づいてゲートウェイの設定も指定します。ISP リンクが複数ある場合は、すべての ISP リンクの終端を物理 WAN インターフェースに設定できます。ISP リンクへのトラフィックは、そのリンク用に設定されたゲートウェイに送信されます。

ゲートウェイをアクティブまたはバックアップとして設定できます。これらのゲートウェイは、WAN リンクマネージャリストに自動的に表示されます。なお、「ルーティング > ゲートウェイ」で設定したカスタムゲートウェイは、WAN ゾーンを割り当てても、このリストには表示されません。

WAN リンク負荷分散: これがデフォルトのルートです。SD-WAN ルートのゲートウェイに対してこのオプションを選択すると、アクティブな WAN リンク間でトラフィックが負荷分散されます。

  • ゲートウェイのトラフィックレポートを表示するには、データ転送 「データ転送」ボタン。 をクリックします。
  • 応答しないリンクがダウンしていると判断するまでの時間を設定するには、「ゲートウェイフェールオーバーのタイムアウト」に値を入力し、「適用」をクリックします。

Note

負荷分散用の 2つの WAN インターフェースが同じサブネットに属し、同じゲートウェイを使用している場合、ルーティングまたはゲートウェイの安定性の問題を回避するために LAG を使用することを推奨します。

ISP が割り当てた IP アドレスがゲートウェイのサブネット外にある場合、ISP が割り当てたサブネット内にある WAN インターフェースでエイリアス IP アドレスを使用する必要があります。

ゲートウェイのネットワークトラフィックレポート

WAN ゲートウェイの一定期間のネットワークトラフィックを表示できます。ドロップダウンから期間を選択してください。「カスタム」を選択した場合は、開始日と終了日を選択できます。「表示」をクリックして、グラフとテーブルを更新します。

グラフ内のデータは 1時間ごとに、テーブル内のデータは毎日、更新されます。

アクティブ - バックアップ構成 (フェールオーバー)

1つまたは複数のゲートウェイをバックアップゲートウェイとして設定し、アクティブ - バックアップ構成にすることで、WAN リンクのフェールオーバーを実装できます。

フェールオーバーを使用すると、サービスが中断される可能性を最小限にして、「常時オン」、つまりインターネットへの常時接続を確保できます。リンクに障害が発生すると、トラフィックは使用可能なバックアップゲートウェイに再ルーティングされ、リンクに割り当てられた重みに基づいてリンク間で負荷分散されます。フェールオーバーの発生中は、デッドリンクの正常性が監視され、再び利用可能になると、トラフィックがリダイレクトされます。

アクティブ - アクティブ構成 (負荷分散)

アクティブ - アクティブ構成を使って、WAN リンク負荷分散を実装することができます。

アクティブなゲートウェイの間で、トラフィックが負荷分散されます。新しいゲートウェイは、デフォルトでアクティブなゲートウェイとして追加されます。そのため、既存の ISP リンクと新しく追加された ISP リンクの間で自動的に負荷分散が行われます。負荷分散には、重み付きラウンドロビンのアルゴリズムが使用され、各リンクに指定された重みに基づいてトラフィックが配分されます。

その他のリソース