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ポート転送ルールの設定

ポートに基づき、ポート転送ルールを作成すると、着信 SMTP および SMTPS トラフィックをメールサーバーに転送することができます。

ネットワーク図

ポート 25 および 587 を使用する SMTP および SMTPS トラフィックを DMZ 内のメールサーバーに転送する例を示します。

メールサーバーのネットワーク図。

以下のルールと設定を構成する必要があります。

  1. 宛先 NAT (DNAT) ルール: 外部ソースからのトラフィックを内部メールサーバーに変換します。
  2. (任意) ループバック NAT ルール: 内部送信元から内部メールサーバーへのトラフィックを変換します。
  3. 再帰 NAT ルール: サーバーからの発信トラフィックを変換します。
  4. ファイアウォールルール: 受信および送信メールサーバートラフィックを許可します。

ポート転送を使用した NAT ルールの設定

メールサーバーへの SMTP および SMTPS トラフィックを転送するときは、以下を実行します。

  1. ルールとポリシー > NAT ルール」に移動し、IPv4 を選択します。
  2. NAT ルールの追加 > 新しい NAT ルール」をクリックします。
  3. ルール名とルールの位置を指定します。
  4. 変換前の宛先」を「Port1」に設定します。
  5. 変換後の宛先」を IP ホスト (MailServers_IPRange) に設定します。

    この例では、ネットワーク図に示されているメールサーバーの IP 範囲で IP ホストが設定されています。

  6. 変換前のサービス」を「SMTP(s)」に設定します。

    サービスのデフォルトの宛先ポートは、ファイアウォール上の 25 および 587 です。

  7. 変換後のサービス」を「変換前」に設定します。

    ポート転送設定。

  8. (任意) 内部メールユーザーから内部メールサーバーへのトラフィックを変換するには、「ループバックルールの作成」を選択します。

  9. メールサーバーからの送信トラフィックを変換する送信元 NAT ルールを作成するには、「再帰ルールの作成」を選択します。
  10. 負荷分散方式」を「ラウンドロビン」に設定します。
  11. 保存」をクリックします。

    ループバックおよび再帰ルール、負荷分散。

着信トラフィックのファイアウォールルールの設定

内部ソースおよび外部ソースからメールサーバーへの受信トラフィックを許可するファイアウォールルールを構成します。

  1. ルールとポリシー > ファイアウォールルール」に移動し、「IPv4」を選択します。
  2. ファイアウォールルールの追加」をクリックして、「新しいファイアウォールルール」をクリックします。
  3. 送信元ゾーン」を、「LAN」と「WAN」に設定します。

    この設定では、内部ソースおよび外部ソースからのトラフィックが許可されます。

  4. 宛先ゾーン」を「DMZ」に設定します。

    この例では、メールサーバーは DMZ 内にあります。

  5. 送信元ネットワークとデバイス」を「任意」に設定します。

  6. 宛先ネットワーク」を MailServers_IPRange に設定します。
  7. サービス」を「SMTP(s)」に設定します。
  8. 保存」をクリックします。

    DNAT ルールに対応するファイアウォールルール。

送信トラフィックのファイアウォールルールの設定

メールサーバから内部ソースおよび外部ソースへの送信トラフィックを許可するようにファイアウォールルールを設定します。

  1. ルールとポリシー > ファイアウォールルール」に移動し、 「IPv4」をクリックします。
  2. ファイアウォールルールの追加」をクリックして、「新しいファイアウォールルール」をクリックします。
  3. ルール名とルールの位置を指定します。
  4. 宛先ゾーン」を「DMZ」に設定します。
  5. 宛先ゾーン」を、「LAN」と「WAN」に設定します。
  6. 送信元ネットワークとデバイス」を MailServers_IPRange に設定します。
  7. 宛先ネットワーク」を「任意」に設定します。
  8. サービス」を「SMTP(s)」に設定します。

  9. 保存」をクリックします。

    再帰 NAT ルールに対応するファイアウォールルール。