工場出荷時の設定へのリセット
SFOS またはハードウェアアプライアンスから、ファイアウォールを工場出荷時の設定にリセットできます。
リセットの動作
ファイアウォールを工場出荷時の設定にリセットすると、以下のようになります。
- カスタム設定のみがリセットされます (独自に作成した IPS シグネチャやその他のカスタムシグネチャなど)。
- パターンアップデートによって更新されたシグネチャや、レポート、ログはリセットされません。これらをリセットするには、工場出荷時の設定へのリセットを参照してください。
- セキュアストレージ マスターキー (SSMK) はクリアされません。
- 現在のファームウェアの設定がリセットされます。現在のファームウェアへの移行元のファームウェアには、関連設定が保持されています。ロールバックすれば、その設定が利用可能になります。
ヒント
ファイアウォールを完全にデフォルトの状態に設定し、カスタム設定、デフォルトのシグネチャ、レポート、およびログを削除するには、ファイアウォールのイメージを再作成する必要があります。詳細は、Sophos Firewall のイメージの再作成を参照してください。
SFOS からファイアウォールをリセットする
次のいずれかの方法で、ファイアウォールを工場出荷時の設定にリセットできます。
- Web 管理コンソール: ファームウェアの管理を参照してください。
- コマンドライン: デバイスの管理を参照してください。
- シリアルコンソール: 工場出荷時の設定へのリセットを参照してください。
アプライアンスのボタンを使ってリセットする
ハードウェアアプライアンスには、背面にリセットボタンがあります。
注
XG シリーズファイアウォールの背面にあるリセットボタンを押すと、再起動のみが行われます。出荷時の設定にはリセットされません。
XGS 116(w) 以上のモデル
アプライアンスの背面にあるリセットボタンを 10秒以上押してから放します。
XGS 88(w) と XGS 108(w)
XGS 88(w) および XGS 108(w) モデルは、背面のリセットボタンを使うか、リセットボタンとコンソールケーブルを使って、工場出荷時の設定にリセットできます。
デバイスの背面にあるリセットボタンを使用して、ファイアウォールを工場出荷時の設定にリセットするには、次の手順を実行します。
- リセットボタンを 3秒以上押してから、放します。
- リセットボタンを 21秒間押してから、放します。
- ステータス LED が赤で 3回点滅するまでリセットボタンを押し続けます (21秒)。
- リセットボタンを放します。
コンソールケーブルでシリアル接続し、リセットボタンを使ってファイアウォールを工場出荷時の設定にリセットするには、次の手順を実行します。
- モニタリング用のコンソールケーブルをファイアウォールに接続します。詳細は、工場出荷時の設定へのリセットを参照してください。
- リセットボタンを一度押して放すと、ファイアウォールが再起動します。
-
GRUB ローダーのページがコンソールに表示されるまで待ちます。
-
コンソールに以下のメッセージが表示されるまで、リセットボタンを押し続けます。
Hard reset button is pressed, performing default factory reset (ハードリセットボタンが押されました。出荷時設定に初期化しています)
-
リセットボタンを放します。
XGS 87(w) と 107(w)
これらのモデルでは、次の手順を実行します。
- リセットボタンを押して放します。
- 3秒間、待ちます。
- ステータス LED が赤で 3回点滅するまで、リセットボタンを押し続けます。
- リセットボタンを放します。