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Sophos XG シリーズのハードウェアアプライアンスは、2025年 3月 31日にサポート終了 (EOL) となります。XG から XGS への移行に関しては、こちらをクリックしてください。

ファームウェア

ファームウェアバージョンの管理やデフォルト言語の変更を行うことができます。

新しいファームウェアバージョンへのアップグレードや、以前のバージョンへのダウングレードおよびロールバックができます。エアギャップ環境にあるファイアウォールでは、ファームウェアを手動でアップデートできます。また、Sophos Central で、ファームウェアの集中アップグレードをスケジュール設定することもできます。

ファームウェアの最新バージョンへのアップグレードおよびバックアップの復元については、Sophos Firewall リリースノートを参照してください。

サポートサブスクリプション

バージョン 19.0 MR1 以降では、ファームウェアアップグレードを無制限に行うためには Enhanced サポートまたは Enhanced Plus サポートが必要です。

評価版ライセンスには Enhanced サポートが含まれます。

サポートサブスクリプションがない場合は、Sophos Firewall の一般提供 (GA)、メンテナンスリリース (MR)、アーリー アクセス プログラム (EAP) リリースの 3つの無料ファームウェアアップグレードを利用できます。

無料アップグレードが完了すると、Web 管理コンソールに残りの無料アップグレードの回数を示すメッセージが表示されます。3回のアップグレードが完了すると、Web 管理コンソールまたは SFLoader のいずれを使用する場合でも、アップグレードするためにサポートサブスクリプションが必要となります。サポートサブスクリプションがない場合は、ファームウェアをダウンロードできますが、インストールできません。

サポートサブスクリプションは、別のファームウェアバージョンに移行する場合にのみ必要です。次の場合は不要です。

  • パターンファイルのアップデート
  • ホットフィックス
  • Sophos Firewall のハードウェア、仮想、ソフトウェアアプライアンスのイメージの再作成
  • 必須のファームウェアアップグレード
  • アシスタントファームウェアアップグレード

    バージョン 19.0 MR1 に移行する場合、サポートサブスクリプションは不要です。バージョン19.0 MR1 以降のバージョンから別のバージョンに移行する場合、サポートサブスクリプションが必要となります。

セキュアストレージ マスターキー

セキュアストレージ マスターキーは、Sophos Firewall に保存されているアカウントの詳細情報を保護します。このキーは、パスワード、シークレット、キーなどの機密情報を暗号化し、不正アクセスを防止します。

アカウントは、ディレクトリサービス、メールサーバー、FTP サーバー、プロキシなどのサービスにアクセスできます。また、Sophos Firewall に保存されているユーザーアカウントも含まれます。

Sophos Firewall のセキュアストレージマスターキーは、以下の操作をすると削除されます。

  • ファイアウォールを工場出荷時の設定にリセットする。
  • ファイアウォールのイメージを再作成する。

ファイアウォールをリセットまたはイメージを再作成した後、マスターキーを入力して設定を復元またはインポートできます。

ロールバック: 現在のバージョンでマスターキーを設定してから、以前のバージョンにロールバックした場合、以前の設定を使用できます。

ファームウェアバージョンの管理方法

  • Sophos Central からのファームウェアのアップグレードおよび設定: Sophos Central で、ファームウェアのアップグレードをスケジュール設定できます。また、Sophos Central で Zero Touch 設定を使って、ファイアウォールの全設定を指定することもできます。詳細は、Zero Touch 設定を参照してください。
  • 互換性のあるバージョン: 現在のバージョンと互換性のあるバージョンを確認するには、Firewall Installers に移動します。

    ご利用のデバイスのシリアル番号で検索し、「ダウンロード」をクリックして、そのデバイスに対応しているファームウェアのバージョンと、現在アクティブなバージョンを確認します。

  • 最新のバージョンへのアップグレード: 現在アクティブなバージョンよりも新しいバージョンにアップグレードするには、「利用可能な最新ファームウェア」までスクロールダウンして、操作を選択します。詳細は、別のファームウェアバージョンへの移行を参照してください。

  • 特定のバージョンへの移行: 特定のバージョンに移行するには、Firewall Installers からそのファームウェアイメージをダウンロードします。その後、Web 管理コンソールで「ファームウェア」セクションに移動し、必要な操作を選択してください。詳細は、別のファームウェアバージョンへの移行を参照してください。

    この方法は、次の場合に使用します。

    • 以前のバージョンへの移行。以前のバージョンは、デバイスがアップデートされた以前のバージョンである場合、または互換性のあるバージョンを手動でアップロードした場合のみに、Web 管理コンソールで使用できます。
    • エアギャップ環境。エアギャップ環境では、インターネットにアクセスできません。
    • EAP (アーリー アクセス プログラム) のバージョン。
  • ロールバック: 以前のバージョンにロールバックするには、「ファームウェア」セクションに移動し、「バージョン」でそのバージョンの横の ファームウェアイメージの起動。 をクリックします。

  • ダウングレード: 古いバージョンにダウングレードするには、「ファームウェア」セクションに移動し、「バージョン」でそのバージョンの横の ファームウェアイメージの起動。 をクリックします。
  • 破損しているファームウェア: 破損している可能性のあるファームウェア (Web 管理コンソールにアクセスできなくなります) を交換するには、SFLoader を使用してファームウェアバージョンを変更します。詳細は、SFLoader を使用したファームウェアの読み込みを参照してください。

    SFLoader を使用する場合、ファームウェアの更新は自動的に行われません。また、SFLoader のメニューには、使用できないオプションも表示される可能性があります。SFLoader を使って最新バージョンをインストールするには、ファームウェアを手動で読み込む必要があります。詳細は、SFLoader を使用したファームウェアの読み込みを参照してください。

    SFLoader を使用してファームウェアを読み込むオプションは、XGS デバイスでは使用できません。XGS デバイスで破損したファームウェアを更新するには、Sophos Firewall のイメージの再作成を参照してください。

  • 互換性のないバージョンへの移行: アクティブなバージョンと互換性のないファームウェアバージョンに移行するには、デバイスのイメージを再作成します。詳細は、Sophos Firewall のイメージの再作成を参照してください。

  • エアギャップインストール: Firewall Installers からファームウェアをダウンロードできます。ダウンロードが完了したら、エアギャップデバイスにアップロードします。詳細は、エアキャップと手動のパターンアップデート機能の仕組みを参照してください。

別のファームウェアに移行する前に、設定のバックアップを作成することをお勧めします。また、変更は、ピーク時以外の時間帯に行うことを推奨します。

アップグレード、ダウングレード、ロールバック

アップグレード: 現在のバージョンと互換性のある新しいバージョンに移行します。

ダウングレード: 現在のバージョンと互換性のある古いバージョンに移行します。

ロールバック: 現在使用しているバージョンの前にインストールされていたバージョンに戻します。新しいバージョンまたは古いバージョンのどちらにでもロールバックできます (ただし、互換性のあるバージョンである必要があります)。

別のファームウェアバージョンに移行する前に、Suggestions before updating the firmware version (ファームウェアバージョンの更新前の推奨事項) をご確認ください。

別のファームウェアバージョンへの移行に失敗すると、ファイアウォールは既存のバージョンにロールバックします。詳細は、ファームウェアの自動ロールバックを参照してください。

ファームウェア

ファームウェア」には、最大 2つのファームウェアバージョンが表示されます。アクティブアイコン アクティブなファームウェア。 はアクティブなバージョンを示します。もう 1つは非アクティブなバージョンで、以下のいずれかに該当します。

  • 以前のバージョン: Sophos Firewall のファームウェアバージョンを変更すると、ロールバックできるように以前のバージョンが保持されます。以前のバージョンにロールバックすると、現在のバージョンで設定に加えた変更点は失われます。これは、ファームウェアを変更することで、新しいファームウェアバージョンに対応する設定で Sophos Firewall も更新されることによります。
  • アップロードされたバージョン: アクティブなバージョンと互換性のあるバージョンをアップロードしました。これは、アクティブなバージョンより新しいものでも、古いものでも構いません。

Sophos Firewall は、アクティブなバージョンと互換性のある非アクティブなバージョンのみに移動 (アップグレード、ダウングレード、ロールバック) できます。

ファームウェアの管理

管理」列には、アクティブまたは非アクティブのファームウェアバージョンで実行できるアクションが表示されます。次のアクションから選択できます。

  • ファームウェアのアップロード ファームウェアのアップロード。: ご利用のエンドポイントデバイスから、選択したバージョンをアップロードします。アップロードが完了すると、Sophos Firewall でそのバージョンを利用できるようになります。ファームウェアのアップロードには数分かかります。
  • ファームウェアイメージの起動 指定したファームウェアで再起動。: Sophos Firewall の全セッションを終了し、指定したバージョンで再起動します。
  • 出荷時の設定で起動 出荷時の設定で再起動。: Sophos Firewall の全セッションを終了し、工場出荷時の設定で再起動します。セキュアストレージ マスターキー (SSMK) はクリアされません。既存の設定が失われるため、バックアップを取ることをお勧めします。

利用可能な最新ファームウェア

利用可能な最新のファームウェアをインストールするには、次の手順に従います。

  1. 利用可能な最新バージョンを確認するには、「新しいファームウェアの確認」をクリックします。
  2. 「ダウンロード」をクリックして、ファームウェアをダウンロードします。
  3. バージョンの横にある「インストール」をクリックします。ファイアウォールがファームウェアをダウンロードし、検証してインストールします。

デフォルト設定の言語で出荷時設定にリセット

デフォルトの言語へのリセットは、ファイアウォールを初めて導入するときにのみ行うことを推奨します。

警告

言語を変更すると、ファイアウォールは工場出荷時の設定で再起動し、カスタム設定は失われます。詳細は、リセットの動作を参照してください。

言語を変更する前にバックアップを取ることをお勧めします (ただし、そのバックアップを使って設定を復元しても、変更した言語は維持されません)。バックアップを復元すると、バックアップの言語設定が復元されます。

デフォルト設定の言語で出荷時設定にリセット」まで下にスクロールし、Sophos Firewall のデフォルト言語を選択します。「適用」をクリックして、ファイアウォールを出荷時の設定にリセットし、基本設定を開始します。基本設定が完了すると、ファイアウォールが再起動し、選択した言語ですべてのデフォルト設定が表示されます。

HA デバイスの更新

HA デバイスのファームウェアを更新する前に、HA を無効にする必要はありません。

HA デバイスを更新するには、「ファームウェアのアップロード」ボタン ファームウェアのアップロード。 をクリックし、ファームウェアの ISO をアップロードしてから、「アップロード&再起動」をクリックします。

  • 接続済みステータス: プライマリデバイスに移動し、ファームウェアを更新する方法を選択します。補助デバイスが最初に更新され、次にプライマリデバイスが更新されます。詳細は、ファームウェアのアップグレードとパターンのアップデートを参照してください。

  • スタンドアロンモード: スタンドアロンモードの HA デバイスはアップグレードできません。

補助デバイスのファームウェアを個別に更新することはできません。

パターンアップデート (ATP シグネチャやマルウェア定義など) およびホットフィックスは、各デバイスに個別に適用されます。

HA デバイス: バージョンの互換性とダウンタイム

更新アクション 条件
互換性のあるバージョンへのアップグレード: ダウンタイムが発生する可能性があります。
互換性のあるバージョンへのロールバック

ダウンタイムが発生します。

ファームウェア」に表示されている非アクティブなファームウェアバージョンが、両方のデバイスで同じであることを確認してください。

または、HA を無効にして、各デバイスをご希望のバージョンにロールバックしてください。プライマリデバイスは、工場出荷時のリセット信号を補助デバイスに送信します。補助デバイスには、ピア管理 IP アドレスと専用のピア HA リンク IP アドレスが保存されます。必要に応じて、HA を再度有効化します。

HA が設定されていない以前のバージョンにロールバックする

デバイスはスタンドアロンステータスに戻ります。必要に応じて、HA を再設定します。

各デバイスには、以前のファームウェアバージョンに対応する設定ファイルが保存されています。このファイルによって、HA の設定ステータスが決まります。ロールバックすると、以前使用していた設定が有効になります。

任意のバージョンへのダウングレード ダウンタイムが発生します。