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Sophos XG シリーズのハードウェアアプライアンスは、2025年 3月 31日にサポート終了 (EOL) となります。XG から XGS への移行に関しては、こちらをクリックしてください。

DHCP リレーの追加

Sophos Firewall を DHCP リレーエージェントとして設定すると、DHCP サーバーと異なるサブネット上にあるエンドポイント、サーバー、ルーターなどのクライアントに、リースされた IP アドレスとネットワークパラメータをリレーできます。

リレーエージェントのインターフェースは、クライアントのネットワークに属します。DHCP サーバーのインターフェースと同じにしないでください。

リレーエージェントを設定する

  1. ネットワーク > DHCP」の順に選択します。
  2. リレー」で「追加」をクリックします。
  3. 名前を入力します。
  4. エージェントがリレーするアドレスの「IP バージョン」を指定します。
  5. Sophos Firewall がクライアントからの DHCP ブロードキャストクエリをリッスンする「インターフェース」を選択します。

    このインターフェースは、DHCP クエリをサーバーに転送するときの送信元 IP アドレスとしても使用されます。DHCP サーバーは、保持している IP アドレスリース範囲がこのアドレスのサブネットと一致する場合に応答します。サブネットと同じ数のリレーエージェントを作成してください。

    警告

    選択したリレーエージェントのインターフェースが、DHCP クライアントと同じサブネット内にあることを確認してください。DHCP サーバーのインターフェースを、リレーエージェントのインターフェースとして指定しないでください。この場合、エージェントはクライアントのリクエストを転送しません。

    DHCP サーバーが配置されているサブネットにリレーエージェントを設定しないでください。サーバーのサブネット内にあるクライアントには、IP アドレスが直接リースされます。

    Sophos Firewall を、DHCPv6 サーバーおよび DHCPv6 リレーエージェントとして同時に設定することはできません。

    DHCPv4 サーバーおよび DHCPv4 リレーとして同時に設定することはできますが、同じインターフェースは使用できません。

  6. DHCP サーバー IP」を選択します。

    これは、DHCP サーバーの IP アドレスです。ここでは、最大 8個の DHCP サーバーを追加できます。Sophos Firewall は、クライアントのリクエストをすべてのサーバーに転送し、クライアントにサーバーの応答を転送します。クライアントは、最初に応えたサーバーに応答します。

  7. ポリシーベースの IPsec VPN 経由で DHCP メッセージをリレーするには、「IPsec 経由のリレー」を選択します。

    ファイアウォールの背後にある DHCP サーバーに DHCP トラフィックを転送するために、ルートベースの VPN を使用する場合は、「IPsec 経由のリレー」を選択する必要はありません。詳細は、DHCP トラフィックをルートベースの IPsec VPN 経由で DHCP サーバーに送信するを参照してください。

    現在、DHCP サーバーとして設定されたファイアウォールインターフェースは、ルートベースの VPN トンネルをサポートしていません。

  8. 保存」をクリックします。

ルートベースの VPN 経由の DHCP

ルートベースの IPsec トンネル経由で DHCP トラフィックを送信するには、以下のように設定する必要があります。

ルートベースの VPN トラフィックの設定

  1. ファイアウォールの WAN インターフェースを使って、ルートベースの IPsec VPN 接続を作成し、ローカルとリモートのサブネットを Any (任意) に設定します。
  2. 両方のファイアウォールで、VPN トラフィックをルーティングするスタティックルート、SD-WAN ルート、またはダイナミックルートを設定します。
  3. IPsec VPN トンネルで、WAN からのデバイスアクセスを許可します。
  4. 以下のファイアウォールルールを設定し、VPN トラフィックを許可します。

    1. 支社のファイアウォールの送信方向ルール。
    2. 本社のファイアウォールの受信方向ルール。

DHCP トラフィックの設定

  1. 本社のファイアウォールで、DHCP トラフィックを許可する受信方向のファイアウォールルールを設定します。
  2. 支社のファイアウォールのインターフェースを DHCP リレーエージェントとして設定します。

    DHCP リレートラフィックは、システムによって生成されます。支社のファイアウォールには、ファイアウォールルールは不要です。

その他のリソース