RED の問題のトラブルシューティング
RED の設定の問題をトラブルシューティングします。
オフラインモードの RED デバイスがファイアウォールに接続しない。
RED デバイスがファイアウォールとの TLS ハンドシェイクを完了するためには、時刻を更新する必要がありますが、以下の場合は更新できません。
- オフラインモードの RED デバイスは、ソフォスの NTP サーバープールに接続できません。
- この場合、RED デバイスは、ファイアウォールの時刻と同期するために、ポート 4444 経由でファイアウォールへの HTTPS 接続を確立しようとします。しかし、Web 管理コンソールがポート 4444 を使用しており、「管理 > デバイスのアクセス」で WAN ゾーンからの HTTPS 管理サービスのアクセスがオフになっている場合、接続を確立できません。
時刻を同期できないと、証明書の期間が無効になり、TLS ハンドシェイクがエラーになる可能性があります。
修正
次のいずれかの操作を行います。
-
RED にインターネットアクセスを許可して、以下のソフォスの NTP サーバープールに接続できるようにします。
- 0.sophos.pool.ntp.org
- 1.sophos.pool.ntp.org
- 2.sophos.pool.ntp.org
- 3.sophos.pool.ntp.org
-
「管理 > デバイスのアクセス」に移動し、「ローカルサービス ACL の例外ルール」を次のように追加します。
- 「追加」をクリックします。
- ルール名を入力します。
- 「送信元ゾーン」を「WAN」に設定します。
- 「送信元ネットワークまたはホスト」に、RED デバイスの IP アドレスを設定します。
- 「宛先ホスト」を、ファイアウォールの WAN ポートに設定します。
- 「サービス」を「HTTPS」に設定します。
- 「アクション」を「許可」に設定します。
- 「保存」をクリックします。
RED プロビジョニングサーバーに接続できません。
修正
Telnet を使用して、RED サービスにアクセスできるかどうかを確認します。
コマンドラインで以下のように入力します。
telnet red.astaro.com 3400
Connected to red.astaro.com
と表示される場合は、ネットワーク負荷が高く、プロビジョニングサーバーへの登録が妨げられている可能性があります。後でやり直してください。
アクティブでない RED アクセスポイント
VLAN で再起動した RED アクセスポイントは、Sophos Firewall に「無効」と表示されます。
条件
SD-RED 20、SD-RED 60 をアクセスポイントとして設定できます。VLAN に RED アクセスポイントがあり、それを再起動すると、アクセスポイントは Sophos Firewall で「無効」と表示されることがあります。30回再試行すると、RED は DHCP サーバーから LAN IP アドレスを取得します。これで、RED アクセスポイントは再び「有効」と表示されます。
原因
DHCP オプション 234 が RED の VLAN インターフェースに設定されていません。RED の再起動後、VLAN インターフェースで IP アドレスが取得されません。
修正
- 右上のリストから「コンソール」をクリックし、「
4
」と入力して「デバイスコンソール」を選択します。 -
DHCP オプションを次のように接続します。
system dhcp dhcp-options binding add dhcpname <dhcp server name> optionname dhcp_magic_ip(234) value <interface ip address>
<dhcp server name>
を、RED アクセスポイント VLAN 内の DHCP サーバーの名前に置き換えます。<interface IP address>
を、VLAN に接続されている RED アクセスポイントインターフェースに設定した IP アドレスに置き換えます。しばらくすると、RED アクセスポイントは VLAN インターフェース上で IP アドレスを受信します。
-
設定を確認するには、次のコマンドを使用します。
system dhcp dhcp-options binding show dhcpname <dhcp server name>
<dhcp server name>
を、RED アクセスポイント VLAN 内の DHCP サーバーの名前に置き換えます。