レポート
レポートは、トラフィックや脅威を分析したり、コンプライアンスや規制を遵守するのに役立ちます。
たとえば、ブロックされた Web サーバーのリクエストや、特定されたウイルスなど、ファイアウォールにで行われたすべての Web サーバープロテクションアクティビティをレポートに表示することができます。
このレポートを使って、脅威を特定したり、使用量を管理したり、セキュリティを向上させることができます。
- レポートを表示するには、「表示」リストからグループを選択します。さらに条件を指定して、表示するデータを絞り込むこともできます。また、レポートの期間も指定できます。
- レポートデータを更新するには、「生成」をクリックします。
- レポートデータをダウンロードするには、いずれかのダウンロード形式をクリックします。
- レポートのブックマークを作成するには、「ブックマーク」をクリックします。
- レポートをメールで定期的に送信するスケジュールを作成するには、「スケジュール」をクリックします。
- 結果を絞り込むには、「フィルタ」
をクリックして条件を指定します。
- レポートの設定を指定するには、「レポート設定を表示」をクリックします。
以下のように条件を指定すると、該当期間のアプリケーショントラフィックを示すレポートが生成されます。
注
XGS 87(w) ファイアウォールにはレポート機能は搭載されていません。
レポートの動作
SFOS 20.0 以前のファームウェアを SFOS 21.0 以降にアップグレードすると、レポートはアップグレードの前後で別々のデータベースに保存されます。
ファームウェアのアップグレード後にレポートを作成した場合の動作は以下のとおりです。
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期間としてアップグレード日を選択すると、データベースを選択するオプションが表示されます。全日のレポートを取得するには、「移行前のデータ」と「移行後のデータ」をそれぞれクリックする必要があります。
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期間にアップグレード日を含めると、アップグレード日の前または後の期間を選択するように促すメッセージが表示されます。
警告
SFOS 21.0 以降のバージョンにアップグレードした後、以前のバージョンにロールバックした場合、アップグレード以降のレポートはすべて失われます。再び 21.0 にアップグレードしても、前回のアップグレード後のレポートを利用することはできません。
たとえば、 SFOS 20.0 (A) から21.0 (B) にアップグレードしたとします。その後、バージョン20.0 (C) にロールバックすると、バージョン 21.0 で作成したレポート (B と C の間) は失われます。再び、バージョン 21.0 の新しいビルド (D) にアップグレードすると、それまでに作成したレポートは、B と C の間に作成されたものを除き、利用できます。
レポートのディスク
レポートはファイアウォールの /var
パーティションに保存されます。ディスク使用率の上限 (低) のデフォルト値は 70% です。上限 (低) には、50%~75% の値を指定できます。上限 (高) は 80% です。詳細は、var-partition-usageを参照してください。
注
ディスク使用率が上限 (高) に達すると、新しいレポートを生成できなくなります。レポートが確実に生成されるようにするために、ディスク使用率を上限 (低) 以下に抑えることを推奨します。レポートの要約が停止を参照してください。
通知
レポートのディスク使用率が上限 (低) または上限 (高) に達すると、通知されます。
コントロールセンター
ディスク使用率が上限 (低) に達すると、警告が表示されます。
ディスク使用率が上限 (高) に達すると、アラートが表示されます。
ディスク使用率が上限 (低) を下回ると、警告およびアラートは消えます。
メールおよび SNMP 通知
ディスク使用率が上限 (高) に達したときに、メールおよび SNMP 通知を送信するように設定できます。デフォルトではオフになっています。
メールおよび SNMP 通知をオンにするには、次の手順を実行します。
- 「システムサービス > 通知リスト」に移動します。
- 「ディスク / メモリ」ドロップダウンをクリックします。
- 「レポートのディスク使用量がしきい値を越えています」のメールと SNMP のチェックボックスを適宜選択します。
- 「保存」をクリックします。
ログビューア
ディスク使用率が上限 (低) または上限 (高) に達したときと、上限 (低) を下回ったときに、ログビューアにメッセージが表示されます。
その他のリソース