RIP 設定
RIP を設定するオプションは、Sophos Firewall をゲートウェイモードで展開する場合にのみ使用できます。
ルーティング情報プロトコル (RIP) とは、宛先への最適なルートを決定するためにホップ数を使う、広範に使用されるルーティングプロトコルです。
Routing Information Protocol (RIP) は、小規模で比較的均一なネットワーク用のディスタンスベクターのルーティングプロトコルです。ルーティングメトリックとしてはホップカウントを使用します。ネットワークはそれぞれ通常、1 ホップとしてカウントされます。ネットワーク直径は 15 ホップに制限されます。そのため、ホップカウントが 16 になると、ネットワークは到達不能で無限の距離にあると見なされます。
ファイアウォールは RIP プロトコルを使用して、ルーティングの更新メッセージを定期的に次のルータに送信します。次のルータは、ルーティングテーブルを更新し、変更を受信するとパスのメトリック値を 1 つ増やします。メッセージの送信者は次のホップと考えられます。ファイアウォールは宛先への最小メトリック値を使用して、ルートのみを維持します。
RIP のファイアウォール実装では、次がサポートされます。
- RIP バージョン 1 (RFC 1058 を参照)
- RIP バージョン 2 (RFC 2453 を参照)
- プレーンテキストおよびメッセージダイジェスト 5 (MD5) 認証
ルートの削除
ルート設定を削除するには、no network
コマンドを実行してから、次に示すようにコマンドプロンプト内の IP アドレスによって実行します。IP アドレスは、ネットワークに適した IP アドレスに置き換えてください。
rip(config)#no network 10.10.0.1
この画面を終了してメニューに戻り、exit
と入力します。
rip(config)#exit
RIPの無効化
RIP ルーティング設定をオフにするには、次のようにコマンドプロンプトから no router コマンドを実行します。
rip(config)#no router rip
この画面を終了してメニューに戻り、exit
と入力します。
rip(config)#exit
RIP 設定タスクリスト
RIP コマンドを実行するときは、あらかじめ RIP をオンにする必要があります。
RIP を設定します。詳細は、RIP の設定手順を参照してください。