EAS プロキシの移行の準備
Sophos Mobile EAS プロキシを使用している場合、Sophos Central 用にスタンドアロン型 EAS プロキシを設定するまで、メールフィルタリングを一時的にオフにすることを推奨します。この操作を行わないと、既に移行されているデバイスはブロックされてしまいます。
警告
オンプレミスの Sophos Mobile サーバーの場合、メールフィルタリングをオフにすると、Sophos Central に移行するカスタマーだけでなく、すべてのカスタマーに変更が適用されます。
メールフィルタリングをオフにするには、EAS プロキシの種類 (内部、スタンドアロン、PowerShell モードのスタンドアロン) に応じた手順を実行します。
内部 EAS プロキシのメールフィルタリングをオフにする方法
ここで説明する手順を実行するには、まず、移行アシスタントの実行の説明に従って、移行アシスタントを起動する必要があります。そうしないと、「すべてのデバイスを許可」設定は使用できません。
次の手順を実行します。
- スーパー管理者権限で Sophos Mobile Admin にサインインします。
- サイドバーのメニューの「設定」の下の「セットアップ > Sophos セットアップ」をクリックし、「EAS プロキシ」タブをクリックします。
- 「内部サーバー」で、「すべてのデバイスを許可」を選択します。
- 「保存」をクリックします。
プロキシモードで、スタンドアロン型 EAS プロキシのメールフィルタリングをオフにする方法
次の手順を実行します。
-
EAS プロキシの設定ファイル、
easproxy.conf.xml
をテキストエディタで開きます。ファイルは、インストールフォルダにあります。デフォルトの場所は以下です:
C:\Program Files (x86)\Sophos\Sophos Mobile EAS Proxy\
。 -
テキスト
verificationEnabled="true"
の出現箇所すべてをverificationEnabled="false"
に変更します。設定した EAS プロキシのインスタンスごとに、出現箇所が 1つあります。
-
ファイルを保存します。
-
Windows で「サービス」を開いて、「EASProxy」サービスを起動します。
PowerShell モードで、スタンドアロン型 EAS プロキシのメールフィルタリングをオフにする方法
次の手順を実行します。
-
Exchange Online PowerShell に接続するか、または Exchange サーバーを使用している場合は、Exchange 管理シェルを開きます。
詳細は、Microsoft の文章、Exchange Online PowerShell に接続するおよび Exchange 管理シェルを開くを参照してください。
-
次のコマンドを実行します。
Get-ActiveSyncOrganizationSettings
DefaultAccessLevel
の値を記録します。この値は、メールフィルタリングを再度オンにするときに必要となります。 -
次のコマンドを実行します。
Set-ActiveSyncOrganizationSettings -DefaultAccessLevel allow