エンドユーザーへの通知

一般に、暗号化製品の使用経験のあるユーザーがあまり多くないため、暗号化の手順や規則を従業員に案内することを推奨します。特に Synchronized Encryption の場合、ユーザーが製品の動作を理解していることが重要です。たとえば、どのアプリケーションが IN アプリに指定されているかをユーザーが把握していれば、暗号化対象から漏れている主要アプリケーションがあった場合、即座に気付き、SafeGuard Enterprise のセキュリティ担当者に報告することができます。これを受け、セキュリティ担当者は、漏れているアプリケーションを暗号化の対象としてアプリケーションリストに追加することができます。

推奨する手順は次のとおりです。
  • 新しく導入された暗号化規則とその結果発生する現象について簡単に説明したメールをすべてのユーザーに送信します。可能な場合は、簡単に編集できる社内 Web サイトに、新しく指定された IN アプリの情報などを都度掲載し、メールにリンクを含めます。
  • メールには問い合わせ用メールアドレスを記載します。
  • この時点で、すべてのエンドポイントに SafeGuard Enterprise がインストールされている場合は (読み取り専用モードなどで)、Synchronized Encryption の暗号化鍵で暗号化したファイルを添付し、ユーザーがファイルを閲覧できるかどうか確認を求めます。ユーザーが暗号化ファイルを閲覧できなかった場合は、インストールに問題があるか、またはエンドポイントと SafeGuard Enterprise のバックエンドとの通信に問題があるので、問題を修正してから全ユーザーに対して暗号化を有効化するようにしてください。