追加のリモート管理コンソールのインストール

別のコンピュータに追加の Sophos Enterprise Console 管理コンソールのインスタンスをインストールすると、ネットワーク上のコンピュータを効率よく管理できます。

必要ない場合は、このセクションは読み飛ばしてください。

管理サーバー上で実行されているのと同じバージョンの Sophos Enterprise Console をインストールする必要があります。
新しく追加したコンソールは、Sophos Enterprise Console 管理サーバーをインストールしたサーバーにアクセスする必要があります。そのサーバーでファイアウォールを使用している場合、コンソールからアクセスできるようにファイアウォールの設定が必要なことがあります。リモートコンソールから管理サーバーへの DCOM トラフィックを許可するファイアウォールルールを追加する方法は、サポートデータベースの文章 49028 を参照してください。DCOM で使用されるポート範囲を制限し、これらのポートのみが通信に使用されるように、ファイアウォールを設定することを推奨します。詳細は、DCOMCNFG を使用して COM セキュリティを有効化する (英語) を参照してください。

追加の管理コンソールをインストールする方法は次のとおりです。

ユーザーアカウント制御 (UAC) を有効にしている場合、無効にし、サーバーを再起動します (Windows Server 2008 以降 または Windows Vista 以降の場合)。UAC は管理コンソールをインストールした後で、有効に設定し直せます。

管理者権限でログオンします。

  • コンピュータがドメインに属している場合は、ローカル管理者権限を持つドメインアカウントを使用してください。
  • コンピュータがワークグループに属している場合は、ローカル管理者権限を持つローカルアカウントを使用してください。
  1. 先ほどダウンロードした Sophos Enterprise Console のインストーラを参照し、ダブルクリックします。
  2. デフォルトのインストール先フォルダ、または任意のフォルダにインストールファイルを展開します。このコンピュータ上のフォルダのみ指定できます。

    インストール ウィザードの指示に従ってインストールを行います。以下に説明のないオプションは、デフォルトの設定をそのまま選択します。

    1. コンポーネントの選択」ページで、「管理コンソール」を選択し、「管理サーバー」と「データベース」の選択を外します。
    2. 管理サーバー」ページで、Sophos Enterprise Console 管理サーバーをインストールしたサーバーの名前を入力します。
      管理サーバーをインストールする際にポートを変更した場合は、必ず、このページでも同じポートを指定する必要があります。
    3. ドメイン環境の場合、Sophos Enterprise Console データベースへの接続に使用するユーザーアカウントを入力します。

      このアカウントは Sophos Enterprise Console データベースをインストールする際に入力したアカウントです。また、Sophos Enterprise Console の管理サーバーをインストールしたサーバーの Sophos Management Host サービスでも同じアカウントが使用されいています。

ウィザードが完了したら、ログオフ、またはコンピュータを再起動します (ウィザードの最後の画面にどちらかのオプションが表示されます)。ログインし直すと、Sophos Enterprise Console が自動的に開きます。「セキュリティソフトのダウンロード ウィザード」が起動した場合は、キャンセルします。

インストールの前にユーザーアカウント制御を無効にした場合は、ここで有効に設定し直してください。

追加の管理コンソールの使用を他のユーザーに許可するには、次の手順を実行してください。

  • 管理サーバーをインストールしたサーバー上の Sophos Console Administrators グループと、Distributed COM Users グループに、ユーザーを追加する。
  • 少なくとも 1つの Sophos Enterprise Console ロールとサブ管理サイトに、ユーザーを追加する。